シャンプーの選び方|洗浄成分・頭皮タイプ別に見るポイント
シャンプーは種類が多く、パッケージの言葉だけで選ぶと「洗い上がりが思っていたのと違う」となりがちです。実際のところ、使い心地を大きく左右しているのは洗浄成分の種類と、自分の頭皮と髪の状態に合っているかの2つです。
このページでは、成分表示の見かた、頭皮タイプ別の選び方、ノンシリコンの考え方、続けやすい価格の見方を順に整理します。
洗浄成分で洗い上がりが決まる
シャンプーの中身でいちばん多いのは水で、その次に多いのが洗浄成分(界面活性剤)です。成分表示の2番目か3番目に書かれているものを見ると、そのシャンプーの性格がだいたい分かります。
| 種類 | 表示の例 | 洗い上がり | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| アミノ酸系 | ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa など | やさしく洗う。きしみにくい | 頭皮が乾燥しやすい/髪が細い・傷んでいる |
| 高級アルコール系 | ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Na など | 泡立ちがよく、さっぱり落とす | 皮脂が多い/整髪料をよく使う |
| 石けん系 | 石ケン素地、ラウリン酸Na など | さっぱりするが、きしみやすい | さっぱり感を優先したい |
| ベタイン系 | コカミドプロピルベタイン など | 低刺激で、他の成分と組み合わせて使われる | 刺激が気になる/子どもと一緒に使う |
どれが優れているという話ではなく、洗浄力の強さが違うだけです。皮脂が多い人がアミノ酸系だけを使うとベタつきが残り、乾燥しやすい人が高級アルコール系を使うとつっぱることがあります。
頭皮タイプ別の選び方
頭皮が乾燥する・かゆくなる
アミノ酸系やベタイン系など、洗浄力が穏やかなものから試します。洗う回数を1日1回にする、熱すぎるお湯を避けるといった洗い方の見直しも同時に行うと違いが出やすくなります。
夕方には根元がベタつく
高級アルコール系で一度しっかり落とすか、アミノ酸系でも予洗いを長めにとる方法があります。すすぎ残しがベタつきの原因になっていることもあります。
フケが気になる
シャンプーの中には「フケ・かゆみを防ぐ」と表示できるものがあります。ただし、フケが続く場合は頭皮の状態そのものが原因のこともあるため、長引くときは皮膚科で相談してください。
カラーやパーマを繰り返している
洗浄力が穏やかなものを選び、髪のうるおいを保つ成分(加水分解ケラチン、各種オイルなど)が入っているものを選ぶと、きしみを感じにくくなります。
ノンシリコンは「良い・悪い」ではない
シリコン(ジメチコンなど)は髪の表面をなめらかにして指通りをよくする成分で、頭皮に悪いものではありません。ノンシリコン=髪にやさしい、という意味ではないという点だけ押さえておけば十分です。
仕上がりの好みで選んでください。ボリュームを出したい人や、根元がぺたんとしやすい人はノンシリコンが合いやすく、広がりを抑えたい人やロングヘアの人はシリコン入りのほうがまとまりやすい傾向があります。
続けられる価格かどうかで見る
シャンプーは毎日使うものなので、1回あたりいくらかで考えると判断しやすくなります。
- ショートヘアで1回3mlほど、ロングヘアで6〜9mlほどが目安
- 300mLのボトルなら、ショートで約100回、ロングで約40回分
- 定期購入は割安になることが多い一方、解約の条件(回数の縛り、申し出の期限)を必ず確認する
高いシャンプーが必ず合うわけではありません。まずは小さいサイズやトライアルで試し、2〜3週間使って頭皮と髪の変化を見てから本品に移るのが確実です。
買う前に確認したいこと
- 洗浄成分の種類(成分表示の2〜3番目)
- 香りの強さ。毎日使うので、好みに合うかは意外と大きい
- 詰め替えがあるか。続けるほど差が出ます
- 同じシリーズのトリートメントが必要かどうか
- 肌が弱い場合は、目立たない部分で試してから使う
使ってみて、かゆみ・赤み・刺激を感じたときは使用をやめて、皮膚科に相談してください。
よくある質問
シャンプーを変えると抜け毛が増えた気がします
髪は毎日自然に抜けています。切り替えの時期にたまたま目立つこともありますが、明らかに量が増えた、地肌が見えてきたという場合は、シャンプーの問題ではなく体調や頭皮の状態が関係していることもあります。気になるときは皮膚科で相談してください。
シャンプーは2回洗ったほうがいいですか?
整髪料を使った日や皮脂が多い日は2回洗いが向くことがあります。毎日2回洗う必要はなく、乾燥が気になる人は1回で十分なことが多いです。洗う前にお湯で1分ほど予洗いすると、少ない量でも泡立ちます。
合うかどうかはどのくらいで分かりますか?
洗い上がりの感触は初日から分かりますが、頭皮の状態の変化は2〜3週間ほど見てからのほうが判断しやすくなります。季節によって皮脂の量が変わるので、夏と冬で使い分ける人もいます。