ワードプレスを使って、サイトを運営していると一定のアクセスが来だすと起こる問題がサイトの表示速度が遅くなってしまうトラブルです。
ワードプレスは、動的にキャッシュを生成させます。
その為、サイトにアクセスが増えれば増える程サーバーへの負担が大きくなり、それがページ表示を遅くしてしまう原因になります。
キャッシュプラグインを使う事により、キャッシュの回数を減らし表示速度の改善をしてくれます。
キャッシュプラグインを導入する前の準備
ワードプレスにキャッシュを導入する前に必ず自分のサイトの表示速度を確認しておくことが大切です。
ページ表示は『GTmetrix』を利用する事で簡単に調べる事が出来ます。導入前と後の数値で効果を検討するのに便利なのでおすすめです。
表示速度を確認するのにグーグルの公開してる『PageSpeed Insights – Google Developers』ならパソコンとモバイルの表示速度の確認もできます。
おすすめのキャッシュプラグイン5選
厳選したキャッシュプラグインを紹介します。
パソコンでは、しっかり表示されてるけど、スマホではレイアウトが崩れてしまっている事もあるので注意してください。
WP Super Cache
ワードプレスのキャッシュで一番おすすめしたいのがこの『WP Super Cache』です。
日本語化されているので、初心者の方でも取り入れやすく、国内ユーザーがネット上に多くの情報を紹介してくれています。
ページのキャッシュ機能(静的HTMLの生成)、ファイル圧縮、最適化の機能が有効化して、簡単な設定で気軽に利用できるのでおすすめです。
有料版のプレミアムプランを契約するとモバイルキャッシュにも対応しているのでデバイスによるレイアウト崩れもなく運用が可能になります。
テーマとの相性が悪くなければ、キャッシュプラグイン『WP Super Cache』の有料版をいつも使ってます。
Quick Cache
日本語化は非対応の標準的なキャッシュプラグインです。ページのキャッシュ機能、ブラウザキャッシュ機能が無料版で利用できます。
プラグインをインストールして有効化する事で設定不要ですぐに利用できますが、無料版は細かい設定を行う事が出来ないデメリットです。有料版もネット上にそこまで情報がなく多少の語学力が必要です。
有料版にはモバイルキャッシュに対応しています。
DB Cache Reloaded Fix
「WP Super Cache」「Quick Cache」は静的HTMLの生成でキャッシュするプラグインですが、『DB Cache Reloaded Fix』はデータベースをキャッシュ化して表示速度を上げるプラグインです。
管理画面も日本語対応しており設定の際には安心して利用できます。先に紹介した二つと異なりデータベースとの通信を減らし負荷を減らす事で高速化をするもので、アクセスが集中時などには心強いプラグインです。
- /wp-content
- /wp-content/plugins/db-cache-reloaded-fix
二つのファイルのパーミッションを「777」に変更し有効化したのち元のパーミッションに戻す事は必要です。
WP Widget Cache
ウィジェット周り専用のキャッシュ系プラグインの『WP Widget Cache』です。日本語化されていないのと速度的な向上への期待は少なめです。
管理画面もあり細かく保持する時間を決めることが出来ます。
ウィジェット周りの処理を軽くしたい場合はこちらのプラグインを利用してみるといいかもしれません。
W3 Total Cache
ページ、データベース、ブラウザなどのキャッシュに対応した最も有名なキャッシュ系プラグインです。
ファイル圧縮の機能もあり、自分のサイトに合わせたカスタマイズが可能ですが日本語化がされていない為、不慣れな方だと扱うのが難しいプラグインです。
キャッシュ系プラグインを使う時の注意点
キャッシュ系プラグインは表示速度の高速化に欠かせないプラグインです。
表示速度の重要性は近年上昇系にあり、ユーザーの事を考えてもサクサク観覧できるサイトというのは重視されます。
便利な反面トラブルも多いのがキャッシュ機能です。
ショッピングサイトで『前のお客さんの個人情報が丸々残っていた、、、。』といった致命的な人為的なミスを産みガチな機能でもあります。
また、アクセス解析や人気記事のカウントが正常に作動しなくなると言ったトラブルも少なくありません。導入の際はしっかりとリリース前に確認する事が求められます。