海外留学には、1年間の留学だけで300万円〜500万円の費用がかかると言われています。
すべてのお金を自己資金だけで賄うのが難しい場合、海外留学のためにお金を借りる必要があります。
国の教育ローンをはじめ、日本学生支援機構など海外留学のためにお金を借りる方法はさまざま。
海外留学でお金を借りる方法と、教育ローンの利用条件や賢い利用方法について詳しく解説します。
[st-kaiwa1]「海外留学に行きたい」という理由で本当にお金を借りれるのかな[/st-kaiwa1]
海外留学でお金を借りる代表的な5つの方法とは
1年間の海外留学では、授業料や生活費を含めて300万円〜500万円の費用がかかると言われています。海外旅行でお金をかりるために代表的な、5つの方法をそれぞれ見ていきましょう。
300万円〜500万円の費用が1年間の海外留学でかかると言われている
海外留学の費用は、どの国に留学するかによって金額が変わってきますが、1年間の留学の費用を考えると、授業料やあ滞在費を含めて300万円〜500万円の費用がかかると言われています。
全てのお金を自分一人の力で準備するのは難しいことですね。
特に海外留学を経験し、スキルアップがしたい方には何より留学にこだわりたいもの。ここ数年の傾向をみると主に若者が海外留学を行う傾向が増加しています。
300万円〜500万円の大きなお金を自分一人で集めるのではなく、海外留学でお金を貯める方法と教育ローンの正しい使い方を学びましょう。
世界各国における海外留学の費用についてまとめてみました。
国名 | 3か月 | 6か月 | 1年 |
---|---|---|---|
アメリカ | 90万円~120万円 | 170万円~230万円 | 340万円~440万円 |
カナダ | 50万円~90万円 | 100万円~170万円 | 200万円~340万円 |
イギリス | 60万円~100万円 | 110万円~200万円 | 210万円~390万円 |
オーストラリア | 60万円~90万円 | 130万円~170万円 | 250万円~330万円 |
ニュージーランド | 60万円~80万円 | 110万円~150万円 | 220万円~300万円 |
[st-kaiwa1]海外留学ってお金がかかるんだね[/st-kaiwa1]
海外留学でお金を借りる5つの方法
お金が足りない理由て海外留学を諦めてしまうのはもったいないことです。海外留学のためにお金を借りる5つの代表的な方法を解説します。
日本学生支援機構を利用する
海外留学でお金を借りる方法には独立行政法人日本学生支援機構(JSSO)を使う方法があります。
日本学生支援機構の中には海外留学支援制度という奨学金が用意されており、海外留学で必要な金額を借りることができます。
ただし、海外留学支援制度を利用するためには以下の2つの条件を満たしていなければいけません。
- 日本の学校に在籍していること
- JSSOが定めるプログラム内であること(協定派遣、学部取得型、大学院学位取得型)
海外留学支援制度を利用する条件には、現在日本の学生であり、海外にある大学や大学院に進学を考えている方を対象にしています。
また、JSSOが定める3つのプログラムはそれぞれ利用条件や募集項目が異なります。
詳しいことがわからないのであれば、在学中の学校の担任の先生に相談してみることをおすすめします。
または、日本学生支援機構の公式サイトにアクセスして、海外留学奨学金について詳細を確認してみましょう。
日本学生支援機構:www.jasso.go.jp
[st-kaiwa1]日本学生支援機構には海外留学支援制度があるんだね[/st-kaiwa1]
トビタテ!留学JAPANという海外留学支援制度を利用する
海外留学でお金を借りる方法には文部科学省が促進している「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」という制度があります。
トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムは政府だけに限らず、官民協働の元で社会総掛かりで取り組んでいこう、という留学促進キャンペーンのことを言います。
日本政府の要望として2020年までに海外留学を目指す人数を大学生では12万人、高校生では6万人の倍増を目指している状況です。
トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムには、日本代表プログラム大学生等コースと日本代表プログラム高校生コース、日本代表プログラム地域人材コースの3つのコースから年間最大5名〜15名の方が留学に行っています。
また、3つのコースには返済義務のない給付型の奨学金ということもあり、お金をかけずに無料で海外留学を経験できる嬉しいコースです。
お金を借りずに海外留学に行ってみたい方は、一度トビタテ!留学JAPAN公式サイトにアクセスして詳細を確認してみましょう。
トビタテ!留学JAPAN:www.tobitate.mext.go.jp
[st-kaiwa1]海外留学に行きたい場合はプログラムにチャレンジしてみるのもありだね[/st-kaiwa1]
日本政策金融公庫(JFC)を利用する
海外留学でお金を借りる方法には、日本政府金融公庫(JFC)を使うやり方があります。
日本政府金融公庫(JFC)とは、海外留学にかかる費用や資本金を政府が全額出資してくれる金融機関のことを言い、留学に必要なお金を借りることができます。
ただし、日本政府金融公庫(JFC)を利用するにはいくつかの条件を満たさなければ、お金を借りることはできません。
日本政府金融公庫(JFC)からお金を借りる方法について以下でまとめました。
お子さまの人数 | 世帯年収(所得)の上限額 |
---|---|
1人 | 790万円(590万円) |
2人 | 890万円(680万円) |
3人 | 990万円(770万円) |
4人 | 1,090万円(870万円) |
5人 | 1,190万円(970万円) |
日本政府金融公庫(JFC)でお金を借りるためには対象となる学校に所属していなくてはいけません。
大学や大学院、短期大学 |
専修学校、予備校、デザイン学校 |
高等学校、高等専門学校、特別支援の高等部 |
外国の高等学校、短期学校、大学、大学院、語学学校 |
その他職業能力開発学校の教育施設 |
様々な条件が海外留学には必要になってきますが、利用条件を満たせば、留学に行けるチャンスがもらえます。
めんどくさいと思わずに、自分の将来のためを思って日本政府金融公庫(JFC)でお金を借りてみましょう。
まずは日本政策金融金庫公式サイトにアクセスし、詳細を確認してみましょう。
日本政府金融公庫(JFC):www.jfc.go.jp
[st-kaiwa1]留学に行きたい場合は利用してみるのも良いね[/st-kaiwa1]
銀行ローンを利用する
海外留学でお金を借りるためにおすすめしたい方法は、銀行ローンを使ってお金を借りること。
大手銀行や地方銀行が展開しているサービス内容の中には、留学資金を対象にしているローンが様々あります。
また、カードローンやフリーローンなどは資金用途が原則自由に設定されているため、海外留学のためにお金を借りる方法も可能です。
ただし、銀行ローンに申し込むためには、安定した収入があることが条件になってきます。安定した収入に厳しい条件はありませんが、原則として毎月1回以上の収入が3ヶ月間続いていることが銀行ローンを使う利用条件です。
お金の借り方は他にも様々なものがありますが、銀行ローンによっては借入限度額が10万円〜50万円と低めに設定されていることがあります。
授業料と滞在費、食費など全てを銀行ローンでまかなうことは難しいことですが、留学出発前の費用の準備にはもってこいのサービスです。
銀行ローンということもあり、返済には金利がかかってきます。金利のこともしっかり考えてから利用するのか決めましょう。
[st-kaiwa1]銀行ローンのご利用は計画的にだね[/st-kaiwa1]
ワーキングホリデーを利用する
公的機関や金融機関からお金を借りる必要なく、海外留学に挑戦できる方法に、ワーキングホリデーを使った方法があります。
ワーキングホリデーとは、暮らす、働く、学ぶの3つの経験を同時にできる制度のことです。
ワーキングホリデーを使えば現地で働くことが可能ですので、授業料と滞在費だけを最初に用意して、足りないお金は現地で稼ぐことも。
海外留学の目的で現地で働くことが禁止されている原則を考えることなく、海外留学を経験できます。ワーキングホリデーは奨学金制度はないものの、社会人やフリーターの方でも挑戦できる制度です。
海外留学に行きたいと考える方は、一度詳しい情報を日本ワーキングホリデー公式サイトで確認してみましょう。
日本ワーキングホリデー協会:www.jawhm.or.jp
[st-kaiwa1]ワーキングホリデーなら無料で海外留学ができるんだ。[/st-kaiwa1]
教育ローンの利用条件について
国の教育ローンは利用用途が広いのが特徴で、海外留学にも適用されますがすべての人がお金を借りることができるわけではありません。
教育ローンの利用条件や、賢い教育ローンの使い方を解説します。
教育ローンの対象者
教育ローンの融資の対象者には中学生以上の子供を持つ保護者または、外国を含む、高校、短大、大学、大学院、専門学校、予備校の教育施設で6ヶ月以上の学習期間が必要になってきます。
また国の教育ローンの融資条件には世帯年収の上限が定められており、全ての方が対象になる訳ではありません。
子供の人数によっても条件が異なります。
子供が1人の世帯は年収790万円まで。2人の子供がいる世帯では年収890万円にまで制限されます。
最高でも子供を5人持つ世帯で年収1190万円までの方が教育ローンの融資対象者になります。
年収が多すぎても良くありませんし、年収が下回りすぎてもいけないという厳しい審査です。
[st-kaiwa1]教育ローンには年収も関係してくるんだね[/st-kaiwa1]
教育ローンの利用条件
教育ローンの利用条件について以下でまとめました。
教育ローンの利用条件
- 教育ローンの融資の対象者は中学生以上の子供を持つ保護者の方
- 外国を含む、高校、短大、大学、大学院、専門学校、予備校の教育施設で6ヶ月以上の学習期間があこと
- 定められた年収以内の方
- クレジットカードや公共料金の支払いが滞っていない方
教育ローンは海外留学に必要なお金を借りれるサービスです。
ただし、すべての方に必要なお金を貸せるわけではありません。
お金を借りるにも、教育ローンを利用するための条件や返すことができる返済期間を明確にしていなければ、教育ローンでお金を借りることはできません。教育ローンを利用する条件をしっかりと確認して憧れの海外留学に行けるよう、背一杯努力しましょう。
[st-kaiwa1]教育ローンの利用条件についてもう一度確認してみよう[/st-kaiwa1]
賢い教育ローンの使い方
国の教育ローンは様々な用途の自由度が広いことがメリットです。費用のかかる海外留学という条件にも、しっかり対応することができます。
どうせ教育ローンを利用するならより賢い方法で使いましょう。教育ローンの賢い使い方には国の教育ローンと奨学金を併用して利用する使い方があります。
金額が大きくなる海外留学前後の費用を教育ローンでまかない、在学中は奨学金を利用する。海外留学の費用を教育ローンと奨学金の2つに分ければ、それだけ返済時期をずらせ、金利負担もより減らせることになります。
お金を借りることは自分が借金をすることになります。お金に関しての不安を少しでも減らせるように努力しましょう。
[st-kaiwa1]賢くお金を借りることが不安解消に繋がるんだね[/st-kaiwa1]
まとめ
海外留学でお金を借りる方法と教育ローンの利用条件についてまとめました
- 海外留学でお金を借りる方法は様々にある
- どの制度を借りるにしても学習施設での学習期間が必要
- ワーキングホリデーは奨学金制度はないが社会人やフリーターも可能
- 教育ローンを利用するためには利用条件を確認しなければいけない
- 教育ローンと奨学金の併用が賢いお金の借り方
海外留学は300万円〜500万円という大きな金額が必要です。お金を借りることで賄う方法は沢山あります。
海外留学の経験があなたを何十倍にも成長させてくれます。海外留学で必要なお金を借りて、自分の将来に繋げていきましょう。
[st-kaiwa1]海外留学でお金を借りる方法には様々なやり方があるんだね[/st-kaiwa1]