友達にお金を借りるのは最終手段のようなもの。
それでも、どうしてもお金が必要なときには、友達を頼りにするのもひとつの方法です。
友達だからといって、お金の貸し借りを安易に考えていると、さまざまなトラブルに発展する恐れがあります。
- どういったトラブルがあるのか
- それぞれのトラブルの対処法
- お金を借りたあとの関係性
具体例を参考に見ていきましょう!
[st-kaiwa1]友達からお金を借りる事で良いことなんて無いけど、少しでもトラブルを減らす方法を紹介するよ。[/st-kaiwa1]
友人からお金を借りるのはトラブルのもと
友人からお金を借りるのにはトラブルがつきものですので、できるならば金融機関やキャッシング会社に相談してみるといいでしょう。
それでもダメなら親や親戚にお金を貸してもらえないか相談してみるのもひとつの手段です。
では、友人にお金を借りるとどういったトラブルが起こり得るのか、その後の関係性も含めて3つのパターンに分けてみていきましょう。
友人からお金を借りる時のトラブル3パターン
友人にお金を借りたとしても、今まで通りの関係性は保ちたいものです。
そのためには、友人にお金を借りて起こり得るトラブルを回避して、良好な関係性をキープしましょう。
トラブルになるとどのような関係性になってしまうのか、3パターンの具体例を紹介します。
トラブルケース1.借用証明書を作成していなかった
友人にお金を借りる場合でも、借金の事実を書面に残しておくべきです。
返済の際のトラブルを避けるために金融機関やキャッシング会社と同様に借用証明書を用意しましょう。
友人関係であれば、ある程度の信頼関係があるのでお金の貸し借りを口約束で済ませてしまうことがあります。
ですが、債権者と債務者という関係になるので借用証明書を作成していないと思わぬトラブルが起きてしまうこともあるのです。
金銭消費貸借契約書
貸し主○○を甲とし、借り主○○を乙として、甲と乙は以下のように金銭消費貸借契約を締結する。
○○○○年○○月○○日
〒○○○-○○○○
債権者(甲)○○○○ 印〒○○○-○○○○
債務者(乙)○○○○ 印引用元:ヤフー知恵袋
友達が貸した金額を勘違いしてしまうことも
友達にお金を借りた場合、合意してもらえれば返済日が2ヶ月先や3ヶ月先となることもあります。
お互いに借りた金額を記録していれば問題ありませんが、貸した側の友人が
- 「あいつにいくらか貸したっけ?」
と、記憶があいまいになってしまうと、実際に借りた金額よりも多い金額を要求されるトラブルになることがあるのです。
また、友人が貸した金額を記録していなく、自身のみ借りた金額を記録していた場合も同様で、
- 「ウソをつくな!もっと貸してただろ?」
と、勘違いされてしまうとトラブルになってしまい、最悪の場合は疎遠になってしまうこともあります。
このようなトラブルを避けるためにも、借用証明書は作成しておきましょう。
いきなり利息を付けてほしいと言われてしまった
友達にお金を借りるとき、利息を付けられることもありますが、近しい存在ということで無利息で貸してもらえるケースもあります。
ですが、借用証明書を作成していなければ口約束のみとなってしますので、後々「やっぱり利息を付けて返してほしい」と言われる可能性も0ではありません。
自身が納得して利息を払うのであればいいですが、あまり気持ちの良いものではないですし、無利息で借りることで合意したのであればしっかりと書面に記しておくことが大切です。
[st-kaiwa1]友達にお金を借りる場合でも、借用証明書は作成しておくべきなんだ。トラブルになっても証拠として残せるメリットがあるんだ。[/st-kaiwa1]
トラブルケース2.返済期日があいまいだった
友人間のお金の貸し借りにおいて「お金ができたら返してね!」といった曖昧な借金もあるかもしれません。
返済期日をしっかり決めておかなければトラブルになることもあります。
実際にどのようなトラブルが起こる可能性があるのか見ていきましょう。
お互いが考えている返済日が違う返済期日前にお金を返してほしいと言われた
友人からお金を借りる場合は、金融機関やキャッシング会社と違って、返済期日を月末や給料日、1ヶ月後などと曖昧にしてしまうことがあります。
この時、友人が月末を月の最終日と認識していなかったり、相手の給料日を勘違いしていればお互いが考えている返済日に相違があると問題です。
自身が返済日はまだだと思っていたとしても友人から、「この日に返してくれるといったじゃないか!」と急に言われてトラブルになってしまいます。
では、返済期日を明確に決めていればトラブルにならないのか?それがそうでもないのです。
返済期日前にお金を返してほしいと言われた
友達からお金を借りる際に、
友人「わかったよ」
というやりとりがあったとしても、返済日までお金を用意しなくても大丈夫というわけではありません。
たとえお互いが同意して返済日を決めていたとしても、友人側で急にお金が必要になることもあります。
緊急性がある状況でお金が必要になれば、返済日が先だったとしてもまずはお金を貸している相手にお金を返してもらえないかと相談してくる可能性が高いです。
お金の用意ができていないと、当然返すことができませんので断ることになってしまいます。
期日前の返済を断った場合に起こるトラブルは2つ。
- 親やキャッシング会社に頼ってでも返してくれと言われる
- 返済日まで待ってもらえることになったが、貸した側の友人が困り関係が悪くなる。
どちらの場合も友人関係に亀裂が入る恐れがあるので避けたいところですが、簡単に解決することは難しい問題です。
友人にお金を借りるにはある程度のリスクがあることを認識して、まずは親やキャッシング会社に相談するのがトラブル回避の解決策といえます。
[st-kaiwa1]返済日はお金を借りるときにしっかり決めておこう。返済日があいまいだとトラブルの元になってしまうんだ。[/st-kaiwa1]
トラブルケース3.返済日にお金の用意をしていなかった
友達にお金を借りたにも関わらず、返済日にお金の用意ができていないと、大きなトラブルに発展する恐れがあります。
一体どのようなトラブルが起こりうるのか3つの事例を見ていきましょう。
実家にお金を回収しに行くと言われた
返済日にお金を返せないと、友人が実家に返済金を取り立てに行くことがあります。
両親に借金の返済金を立て替えてもらうことになるので、友人だけではなく親子関係も悪化させてしまうことにもなりかねません。
返済日までにお金の用意ができそうにないのであれば、前日までに両親に相談してみるのも一つの手段です。
キャッシングしてお金を返せと迫られる
上記のケースと似ていますが、金融機関やキャッシング会社からお金を借りて返済をするケースです。
「どこからかお金を借りて返してくれ」すぐにキャッシングできればトラブルは避けられますが、どこからも借り入れができなければ回避するのは難しくなります。
返済日前に金融機関やキャッシング会社に相談してみて融資ができないといった場合は、友人に状況を説明してみましょう。
お金を返さないでいいと言われたが縁を切られてしまった
友人にお金を借りたときに起こりうる最悪のトラブルは、友人関係を解消されてしまうこと。
返済日に借金の返済ができないと、「返せないなら返さなくていい。その代わり縁を切ってほしい。」と言われることも。
お金の用意が難しい場合は事前に事情を報告しておきましょう。
注意しなければならないのは、返済日当日までほったらかしにしてはいけないということです。
お金を借りている相手が友人なので、理由によっては返済日を変更してもらうことができます。
※返済しないと贈与されたことになりますが、年間110万円までは贈与税は掛かりません。
贈与税
贈与税の計算は、まず、その年の1月1日から12月31日までの1年間に贈与によりもらった財産の価額を合計します。
続いて、その合計額から基礎控除額110万円を差し引きます。次に、その残りの金額に税率を乗じて税額を計算します。
ここでは計算に便利な速算表を掲載します。
速算表の利用に当たっては基礎控除額の110万円を差し引いた後の金額を当てはめて計算してください。それにより贈与税額が分かります。
引用元:国税庁HP
[st-kaiwa1]お金を借りたら約束を守るのが当たり前。それでも返済が難しい場合は、事前に伝えておくことでトラブルを回避できる可能性があるんだ。[/st-kaiwa1]
お金を借りた後の関係性の未来予想図
友人からお金を借りた後の関係性は4パターンに分けられます。
- お金を借りたが、特にトラブルにもならず返済日にお金を返して良好な関係。
- 返済日前に返済を迫られたり、利息を付けられてしまいぎくしゃくした関係。
- 返済金が用意できず家族に迷惑をかけてしまい、友人、家族ともに悪い人間関係。
- 借金を返済せずに疎遠になってしまう。友人関係の解消。
友人からお金を借りるということには、多くのデメリットがあるのです。
良好な関係のままでいられることもありますが、何度も貸し借りをするのであればトラブルになる可能性は否めないでしょう。
友人からお金を借りる前に、どのような未来が待っているのか把握しておく必要があります。
[st-kaiwa1]友人からお金を借りることで訪れる未来にはいいことは一つもない。どうしても借りなければならない時は、どういった未来が予想されるのか把握しておく必要があるんだ。[/st-kaiwa1]
どうしても返済できないなら家族や親戚に頼ることも考える
友人に借りたお金を返せないのであれば、家族や親戚などの親族に相談することも考えておきましょう。
祖母や夫、妻など相談しやすい人から話してみるのがコツです。
何も対策していなければ、友人とトラブルになる可能性が高くなってしまいます。
家族や親戚に相談しにくいのであれば、金融会社やキャッシング会社からお金を借りることもできるので一度相談してみるといいでしょう。
[st-kaiwa1]家族や親戚を頼るときには、相談しやすい人に聞いてみるといいんだ。可能であれば金融会社やキャッシング会社に相談してみよう。[/st-kaiwa1]
友人からお金を借りるとこうなった。まとめ
友達にお金を借りて起こるトラブルを回避する方法は3つ。
- 借用証明書を作成する。
- 返済期日は明確に!
- 返済日までにお金を用意しておく!用意できなければ事前に報告すること。
お金のことで友人から信頼を失うのことは絶対に避けなくてはなりません。
ですが、いくら注意していたとしてもトラブルになることはあるので、友人かお金を借りるかと最終手段と考えて行動するようにしましょう。
[st-kaiwa1]友人とお金のことでトラブルになるのは嫌だよね。トラブル回避の方法を覚えておくことが大切なんだ。[/st-kaiwa1]