「自宅で映画を大きなスクリーンで楽しみたい」「ゲームを大画面でプレイしたい」という方、家庭用プロジェクターを使用してみませんか?
以前は数十万円する高価な機器でしたが、最近は1万円以内で購入できる格安モデルもあり、手軽にホームシアターが楽しめるようになっています。
今回は、格安モデルから本格モデルまで、様々な家庭用プロジェクターをご紹介!
家庭用プロジェクターでできること
プロジェクターには、家庭用とビジネス用の二つの種類があります。
家庭用のプロジェクターは、映画鑑賞はもちろん、ゲームも大画面ででき、迫力のある映像を楽しめます。
ビジネス向けのプロジェクターは、日中に電気をつけた室内で使うことを前提に、画質が明るくなるように作られています。
また、画面の比率も家庭用と違ってパソコンのみに対応したプロジェクターです。
自宅で映画やゲームをするために選ぶなら、家庭用プロジェクターを選びましょう。
家庭用プロジェクターを使えば、自宅の室内の空いている壁に映像を投写し、自宅の一室をシアタールームとして使えるんです。
家庭用プロジェクターにも色々な種類があるので、自分のこだわりたいことと合わせて選んでみてください。
家庭用プロジェクター選び方
家庭用プロジェクターを選ぶ時は下記の6つの要素を比較して選ぶ事になります。
- 画質
解像度やコントラスト比、色再現など - ブライトネス
部屋内の照明に応じて適切なブライトネスを選ぶ - 音質
内蔵スピーカーやオーディオ出力の有無 - 価格
予算や必要な機能に応じて選ぶ - ポータブル性
移動や持ち運びが必要か - 接続性
HDMIやWi-Fi、Bluetoothなどが必要か
具体的にはあなたの利用用途をまずは明確にして選びましょう。
家でホームシアターの投影をする為に購入するのかビジネスシーンで資料を投影する為に適したプロジェクターではおすすめの機種は異なります。
こちらで紹介する4つのポイントを押さえて選ぶと良いでしょう。
①プロジェクターを使う目的に合わせて選ぶ
プロジェクターを自宅で使う主な目的は、テレビやDVD鑑賞・映画鑑賞・ゲームの三つに分けられます。
それぞれ適したプロジェクターがあるので、まずは主にどんな目的で使うのかイメージしてみてください。
テレビ、DVD鑑賞がメインなら最大使用可能時間をチェック
プロジェクターのスペックをチェックすると、最大使用可能時間が表記されています。
どのくらい連続で使用できるのか、あらかじめ確認しておくとプロジェクターに負担をかけずに使えます。
また、モバイルプロジェクターを使って外でテレビやDVD鑑賞をしたいなら、バッテリーの駆動時間もチェックしましょう。
映画鑑賞がメインなら解像度をチェック
より鮮やかな画質で鑑賞したい映画は、プロジェクターの解像度によって画質が左右されます。
できるだけ安くプロジェクターを購入したい、という場合でも、できればフルハイビジョン(HD)対応のものを選びましょう。
予算にこだわらないなら、4K映像対応のものがおすすめです。
ゲームがメインなら「ゲームモード」搭載モデルを選ぶ
ゲームをプレイすることが多いなら、PS4やニンテンドースイッチのHDMI端子に対応したモデルを選びましょう。
また、ゲームモードがあるモデルなら、より鮮やかな画質でゲームが楽しめます。
②予算で選ぶならモデルをチェックする
家庭用プロジェクターは大きく分けて三つのタイプがあり、それぞれ価格帯が異なります。
予算を設定して予算に合わせて選ぶなら、モデルから候補を絞ると選びやすくなりますよ。
予算が1万円以内なら→「3LCD」パネルのモデル
とにかく安く手軽にプロジェクターを購入したい、という方におすすめなのが液晶パネルのプロジェクターです。
映像は問題なく明るいですが、解像度が低く画質は他のモデルより劣ります。
そのぶん格安でプロジェクターが手に入るので、特にこだわりはない、プロジェクターを購入しても頻繁に使わないという方におすすめです。
予算にある程度余裕があるなら→「DLP」モデル
DLPモデルとは反射型プロジェクターで、軽くてコンパクトなのでモバイルプロジェクターに採用されていることが多いです。
3LCDモデルより鮮明な画像を楽しめますが、カラーブレーキング現象という虹のような残像が見えることがあるため、完璧な映像を求める人には不向きかもしれません。
予算に余裕がありこだわりが強いなら→「LCOS」モデル
プロジェクターのモデルの中で、特に高解像で美しい画質を誇ります。
本格的にホームシアターを楽しむなら、LCOSモデルを選んで間違いないでしょう。
デメリットは、クオリティが高いぶん本体が大きいことと、価格が高いことですね。
趣味が映画鑑賞でプロジェクター使用頻度が高い方なら、買って損はしないはずです。
③映像の質を左右する各ポイントをチェック
解像度はフルハイビジョン以上、できれば4K
映像の質を大きく左右するのが解像度です。
解像度が高いほど画質はくっきり鮮やかになりますが、そのぶんプロジェクターの価格も高くなります。
理想は4Kのプロジェクターですが、10万円以上プロジェクターにお金は出せない、という場合はフルハイビジョン、最低でもハイビジョン以上のプロジェクターを選びましょう。
使用するシーンに合う明るさかどうかチェックする
一般的には家庭用プロジェクターは暗い部屋で使うことを前提に作られています。
暗い部屋で鮮やかな映像を映し出すためには、明るさの数値としては1,000〜2,000ルーメン必要です。
明るさの数値は高くなるほど画面サイズも大きくなるため、明るさを求めて結果的に設置する場所がないほど大きいサイズを選んでしまった、なんてことがないように気をつけましょう。
アスペクト比をチェックする
アスペクト比とは、画面の縦横の比率のことで、映画やテレビなどの鑑賞には一般的な16:9の比率なら問題なく使えます。
格安モデルの中には、正方形に映し出す4:3の比率のものもありますが、鑑賞に不向きなので必ずアスペクト比はチェックしてくださいね。
④メーカーの「推奨投影距離」をチェックする
プロジェクターを購入する前に、自宅でプロジェクターを置く場所とスクリーンの距離を測っておきます。
そして、プロジェクター選びではスペックの「推奨投影距離」をチェックし、あらかじめ測った距離と同じかどうか確認してください。
推奨投影距離を比較対象にすると、ピントがしっかり合わせられ、ストレスなく映像を楽しめます。
また、プロジェクターを置くスペースによって選ぶタイプが変わるので、どのような場所に置くかしっかりとイメージしておきましょう。
使うスペースが狭いなら「短焦点タイプ」
ワンルームや寝室など、狭いスペースで使う予定なら「短焦点タイプ」のプロジェクターがおすすめです。
狭いスペースでもしっかり映像をスクリーンに映し出せます。使うスペースが広いなら、一般的なホームプロジェクターでOKです。
家庭用プロジェクターの有名なブランド
高品質な家庭用プロジェクターを提供している有名ブランドを紹介します。
特にEpsonやSonyは有名なメーカーとして知られています。
最近は小型かつポータブルな家庭用プロジェクターを提供するAnkerやMini Projectorも人気があります。
Epson
エプソンのプロジェクターは3LCD方式を採用。クリアで美しい映像を映し出せるのが特徴です。
全白とカラーの両方を明るく映し出せるので、周囲が明るい場所でも、しっかりと映像が視認できます。個人用からビジネス用まで幅広くラインナップされているので様々な利用シーンに適した1台が必ずあるブランドといえます。
最近では、Epson Home Cinema 2100は4K対応とすぐれた映像性能が話題となっています。
Sony
SONYのプロジェクターは、「4KHDR」「3D」などを搭載する画質重視、最新技術を搭載して映像にこだわる製品が多いのが特徴です。
上位モデルはもちろん、スタンダードモデルも全機種「3D対応」しています。
ソニーの「ビデオプロジェクター」各モデルには、解像度とコントラスト比に優れた「LCOSタイプ」の液晶パネルが採用されており、メリハリのある鮮やかな映像を楽しむことができます。
Acer
台湾に本社を持つ家電メーカー、コストパフォーマンスの高い家庭用プロジェクターを展開しているのが特徴です。
ホームモデル、LED光源モデル、スタンダードモデル、大画面投影、教育機関向け、ゲーム用プロジェクターの6つのタイプに分けられて各モデルが展開されています。
「フルHD」「3500ルーメン」を兼ね備えた高スペックモデルでも7万円程度から購入する事が出来ます。
LG
韓国のソウルに本社を置く総合家電・情報通信メーカー「LG」は日本ではあまり馴染みはないブランドですが海外ではテレビのブランドとして大変有名です。
家庭用プロジェクターとしては低価格で購入する事が出来る、コストパフォーマンスの高い事が特徴と言えます。
LGには魅力は低価格で様々なニーズに応えられるプロジェクターの種類が豊富な事があげられます。
Anker
Ankerの「家族の時間をより良いものにする」というコンセプトから生まれたプロジェクターブランドです。
Ankerのモバイルバッテリー技術とsoundcoreブランドのオーディオ技術を詰め込んだモバイルプロジェクターが注目されています。
持ち運びが可能なコンパクトな本体で使い場所を選ばない事が人気の理由です。
家庭用プロジェクターのおすすめ
Nebula Capsule II
・解像度:1280 x 720
・アスペクト比:16:9
・投影距離:ー
・HDMI端子:◯
・輝度:200ルーメン
Ankerの人気モバイルプロジェクター「CapsuleII」見た目のデザインもスタイリッシュでオシャレです。
500mlの缶ジュースぐらいのサイズ感で鞄の中にもすっぽり入る大きさがとても便利です。バッテリー容量も9,700mA、バッテリー駆動時も動画再生時間で3時間程度利用可能。
外部接続端子もAUX、HDMI、USB、TYPE-Cと豊富に搭載されています。
持ち運びをした方、YouTubeやAmazon,Netfex,Huluを利用する方に是非手に取ってもらいたい家庭用プロジェクターの一台。
エイサー LEDモバイルプロジェクター C200
・解像度:854×480
・アスペクト比:16:9
・投影距離:ー
・HDMI端子:◯
・輝度:200ルーメン
モバイルバッテリーとしてスマホの充電もできる、小型のプロジェクターです。
輝度は200ルーメンと低いですが、LED光源を採用しているのでしっかり鮮やかな映像を映し出します。
連続駆動時間は4.5時間と、小型ながらたっぷり楽しめるのも魅力です。
小型なのでアウトドアシーンでも使いやすいですよ!
LG ポータブルプロジェクター PF50KS
・解像度:1920×1080
・アスペクト比:16:9
・投影距離:0.79~3.18m
・HDMI端子:◯
・輝度:600ルーメン
LGのポータブルプロジェクターは、最長2.5時間駆動する小型モデルですが、なんとwebOSを搭載しているため、youtubeやNetflixも再生できるのです!
専用アプリを使えばスマホで操作できる手軽さも嬉しいですね。モバイルデバイスとオーディオデバイスを接続すれば、無線で使用もできます。
輝度が1,000以下なので、暗い部屋向きのプロジェクターです。
ソニー LED光源モバイルプロジェクター MP-CD1
・解像度:854×480
・アスペクト比:16:9
・投影距離:約3.5m
・HDMI端子:◯
・輝度:105 ルーメン
ソニーの小型プロジェクターは、コンパクトながらバッテリーとスピーカーが内蔵されているので、そのまま持ち運んで使えます。
HDMIの他に、オーディオ出力端子やUSBタイプC端子など、入出力が豊富に搭載されているため、色々な機器と接続可能です。
連続投影は2時間なので、比較的短い時間の映画向けですね。軌道にかかる時間も5秒と短く、スムーズに操作できます。
こちらの商品既に生産完了している為、購入は今ある在庫がなくなると買えなくなる可能性があります。
Anker Nebula Nova
・解像度:1920×1080
・アスペクト比:16:9
・投影距離:1.8m
・HDMI端子:◯
・輝度:800ルーメン
世界初のAndorid TVを搭載したシーリングプロジェクターです。照明、スピーカー、プロジェクターの3役をこなしてくれ為、工事不要で天井に取り付ける事が出来ます。
家庭用プロジェクターは設置場所に困る事もあるので天井に設置できるのはとても便利ですよね。
1.8Mの投影距離で100インチの大画面で投影することが出来ます。狭いお部屋でも十分使え、専用アダプターでスマホやタブレットからの操作も可能です。
補正機能もついており、画面サイズは最大120インチまで投影できる、価格以上のスペックになっています。
エプソン プロジェクター EB-W06
・解像度:1280×800
・アスペクト比:16:10
・投影距離:ー
・HDMI端子:◯
・輝度:3700ルーメン
エプソンのプロジェクターは、ハイビジョン液晶パネル搭載のモデルです。
輝度が3700ルーメンと高いため、明るい部屋でも映像を楽しめます。静音設計なので、稼働中の音が気にならず、映像に集中できるでしょう。
また、独自の補正機能「ピタッと補正」で斜め横から投写しても台形の歪みを補正し、綺麗な映像を楽しめます。
エプソン ホームプロジェクター EH-TW6250
・解像度:1920×1080
・アスペクト比:16:9
・投影距離:ー
・HDMI端子:◯
・輝度:2800ルーメン
予算に余裕があり、とにかく映像にこだわりたいという方におすすめのエプソンのハイスペックなプロジェクターです。
コントラスト比は最大35000:1と数値が高く、写しにくい黒い部分もくっきりと映し出し、迫力のある映像を楽しめます。
フルHD液晶パネルでブルーレイやフルHD映像も投写可能です。6畳間の狭いスペースでも大画面投写ができ、ワンルームが本格的なシアタールームに!
FunLogy HDMI/USB対応 プロジェクター
・解像度:1080p
・アスペクト比:ー
・投影距離:0.5~3m以上可能
・HDMI端子:◯
・輝度:1000ルーメン
筒型のユニークなデザインが印象的なプロジェクターです。
重さはなんと370グラムと持ち歩きやすい軽さで、USB充電、バッテリー最大2時間駆動可能なので、アウトドアシーンでも活躍します。
筒型の独特な設計により、レンズ部分を動かせば天井に投写もできるので、仰向けの状態で映像が楽しめるんです!
ネットと直接接続できるので、youtubeなどのネットの動画コンテンツも楽しめます。
ゲームをプレイしても本体が熱くなりにくいので、時間を気にせずにプレイに集中できますよ。
エイサー DLPプロジェクター H6531BD
・解像度:1920×1200
・アスペクト比:16:10
・投影距離:ー
・HDMI端子:◯
・輝度:3500ルーメン
こちらのプロジェクターは、他のモデルにはないブルーライト軽減技術の「Acer BluelightShield」が搭載されています。
ブルーライトによる目の負担を最大で30%軽減し、長時間映像を見ても目が疲れにくいように作られているんです。
フルHDの鮮やかな画質に加え、高リフレッシュレートが動きの速いシーンをなめらかに映し出すので、スポーツ鑑賞でも活躍します。
まとめ
自宅で映画鑑賞やゲームをすることが多い、インドア派な方にこそ使ってほしい家庭用プロジェクター。
価格も1万円以内で購入できるものから、10万円以上の本格派まで種類が豊富にあり、予算に余裕がなくても手に入れやすくなっています。
自宅の一室をシアタールームに改造して、友人や恋人も読んでホームシアターを楽しんでください!