イオン導入美顔器は、肌が本来持つ性質を活かして肌へ美容成分を浸透させやすくすることができる美顔器です。
イオン導出が出来る機能を持つ美顔器では、肌の余分な汚れをイオンの力で吸着し取り除くことが出来ます。
イオン導入美顔器の効果を最大限に活用できる方法を詳しく紹介していきたいと思います。
肌の構造と毎日のスキンケアの限界
肌の最も外側にある表皮は、外側から順に角質層・顆粒層・有棘層・基底層の4つの層からなっており、1番外側の角質層はプラスイオンが多く酸性、その次の顆粒層はマイナスイオンが多くアルカリ性になっています。
この隣合わせの層は、互いに性質が異なるため反発し合っており、このため層の間に薄い電気の膜が出来ています。
この膜がバリアを張っているため手やコットンなどで行う日々のスキンケアでは1番外側の角質層までしか、美容成分は浸透しません。
美白やハリなど、美肌を目指し美容成分をお肌に染み込ませているはずが、このバリアのせいで全てが浸透しているわけではないのです。
これを肌の奥深くまで届けるには、一歩進んだ美顔器でのケアが必要になってきます。
解説図
イオン導入美顔器のしくみ
イオン導入とは
イオン導入とは、ビタミンCやプラセンタのような皮膚からは吸収しにくい浸透性の低い水溶性の成分を微弱電流を流してイオン化することにより、皮膚の深部まで浸透させていく治療です。
ビタミンCやプラセンタなどの有効成分をイオン導入で顔に直接導入した場合、ただ化粧水を塗るケアに比べ、肌への浸透を飛躍的に高めることができます。
その浸透力は化粧品やサプリメントで得られる効果の30倍~100倍とも言われており、しみやしわを改善したり、瑞々しい肌を取り戻すことができます。
引用元:www.shiromoto.to
美容クリニックでも本格的に取り入れられているイオン導入ですが、家庭用のイオン導入器の使い方はとてもシンプルです。
イオン導入美顔器は化粧水などを染み込ませたコットンをヘッド部分につけ、肌をすべらすように使います。(製品によって多少違いあり。)
この時2つ機能によって肌への美容成分の浸透の手助けとなり美肌へと導きます。
電気の力で美容成分を届ける
解説図
美顔器のヘッド部分に、人が痛みを感じない程度の微弱な電流が流れることで‘角質層’と‘顆粒層’を隔てている膜の力を弱め肌の奥に美容成分を届けることが出来ます。
反発の力で肌の奥深くに美容成分が強制的に送り届ける
美容成分の中にはマイナスの性質をもつものがあります。
解説図
美顔器のヘッド部分から、美容成分と同じマイナスイオンを流すことによって、同じ性質同士が反発し合い、肌の奥深くに美容成分が強制的に送り届けられます。
例えばビタミンC誘導体は、マイナスの性質をもつため、ヘッドからマイナスイオンが出た場合反発し、肌内部のプラスイオンに引かれ、皮膚の深部へと浸透します。
電気の力で突破したバリアを更にイオンのマイナス同士が「反発する力」を利用して肌の奥深くまで美容成分を浸透させるのです。
イオン導入の効果
美容成分の浸透性アップ
解説図
イオン導入美顔器を利用する事で、通常通りのスキンケアを行う時に比べて40倍以上、肌への浸透率が変わります。
このイオンの力を利用した導入は「イオントフォレーシス」と呼ばれ美容皮膚科などでも使用されています。
これがイオン導入美顔器であれば、日々のケアに取り入れることができるので「手軽に+定期的」に行うことができます。
美白効果
ビタミンC誘導体をイオン導入器を使って真皮まで浸透させることによって、ビタミンC誘導体が持つコラーゲンを増やしたり、エラスチン、HSP47を増やし美白ケアを促進します。
毛穴やニキビ跡のケア
ニキビ跡のクレータは、真皮層や表皮層の形が崩れいる状態にあります。
イオン導入を使ってケアする事で、コラーゲン、ヒアルロン酸を生成に働きかける美容成分を浸透させることができます。
ニキビ跡のシミは、メラニン色素の色素沈着が原因のため、それを無色化してくれるビタミンC半導体を導入させることにより、一定のケアが行えます。
イオン導入におすすめの美容成分について!
イオン導入美顔器のイオンの力は、どんな成分も肌の奥に浸透させてくれるわけではありません。
イオン導入美顔器に向いている成分は簡単に言えば粒子の細かい成分、マイナスイオン化する成分です。
下の表であげられている成分は、粒子が細かいためイオンの力を利用して肌の奥に浸透させることが出来るのです。
美容成分の効果 | |
ビタミンC誘導体 |
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プラセンタ |
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トラネキサム酸 |
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アミノ酸 |
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美顔器と一緒に販売されている化粧水や美容液などは、粒子が細かいものや、マイナスイオン化するものなどイオン導入美顔器に特化したものになっています。
イオン導入に不向きな成分は?
- イソフラボン(イオン化しない)
- コラーゲン(分子が大きい)
- ヒアルロン酸(分子が大きい)
粒子が大きい「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」などはイオン導入のケアには不向きです。
市販の化粧水によく含まれる「イソフラボン」もイオン化しないためお肌の奥までは浸透しません。
また「合成着色料」や「パラベン」など添加物の多い成分が入ったものを一緒に使うと刺激の強い物質も肌の奥深くまで一緒に浸透してしまうため避けましょう。
イオン化できない美容成分を肌に浸透させたい時には、エレクトロポレーション機能の付いた美顔器を利用しましょう。
エレクトロポレーションに関してはコチラの記事【エレクトロポレーション美顔器は美容成分の浸透効果が高い!】を参考にご覧ください。で詳しく紹介しています。
美顔器のクレンジングと言えばイオン導出
イオン導出とは?
イオン導出とは、肌の奥深くへ美容成分を浸透させる「導入」とは逆に同じイオンの力を使って肌に残るほこり、メイクの残りや毛穴汚れを吸着するものです。
解説図
イオン導出は、
- イオン導入美顔器
- 水
- コットン
の3つを使用するだけでお肌の細かい汚れまでディープクレンジングが出来ます。
最近ではイオン導入・導出両方が出来る美顔器が有名になってきています。
毛穴がきれいな状態でイオン導入を利用して効果アップ!
解説図
イオン導出で毛穴の汚れをしっかり落とした後に、イオン導入で美容成分をしっかり浸透させる事でイオン導入の効果はアップします。
汚れを落としすぎるのも肌には良くないためイオン導出の使用頻度には注意が必要です。
イオン導入美顔器おすすめランキング
シリーズ累計84万台を販売している「エステナードソニックROSE」複合機能美顔器の先駆け的存在の美顔器で超音波とイオン導入・導出を搭載。
超音波美顔器は多くの悩みに対して幅広くケアする事ができるため。悩みごとが多い方にはおすすめです。
超音波には多少、肌を温める効果かがあり、超音波で肌をほぐし、超音波の振動とイオン導入機能で美容成分を肌にしっかりと浸透させます。
ケアのレベルを調整することができることから自分の肌の状態を見極めてケアすることができます。
エステナードソニックROSEを1か月利用
イオン導入と導出を搭載した、コスパ&クオリティーの高い美ルルクラッシィ!
オールマイティーなケアができるので20代の方であれば満足度の高い美顔器No1です。
最近、注目されてるLEDも青、緑、赤と3色も搭載されており、本格的なホームケアが自宅で行う事ができます。
美ルル クラッシィを1か月利用
使ってみて一番に感じた効果は乾燥肌の解消でした。
「エステナードリフティ」は引き締めに特化したケアをする事を目的に開発された複合美顔器。
高周波+EMSを搭載しており、顔の筋肉を刺激して必要のない脂肪を燃焼させ小顔へと導きます。顔の筋肉をトレーニングする事により多くの効果が期待できます。
高周波で毛穴を開いたところにイオン導入機能でしっかり美容成分の浸透を行うことで高い保湿効果があります。
エステナードリフティは、一つ一つの機能を調節して利用することができるため、「EMS+イオン導入」や「高周波+イオン導入」「EMS+高周波+イオン導入」といった利用が可能です。
エステナードリフティの口コミ
イオン導入・導出には肌を温める効果がありません、そのため「ツインエレナイザーPRO2」は高周波を利用して、肌を温め。
毛穴が開き、血行を促進し肌の隅々まで美容成分が浸透しやすい肌環境に導きます。
超音波とイオン導出機能でしっかりクレンジングした後に「高周波+イオン導入」でしっかりケアすることにより高い効果が期待できます。
高周波には顔の筋肉に対して働きかける効果もあるため「むくみ」や「たるみ」といったお悩みにも効果があります。
ツインエレナイザーPRO2を1か月利用
イオン導入美顔器の注意点
ジェルの成分に要注意
イオン導入は、イオン化できる成分すべてを肌の奥まで浸透させます。
専用ジェル以外をケアに使う場合は、主要成分以外の成分もよく確認してから使うようにしましょう。
肌のトラブルにもつながるので専用ジェルを使てケアするのが無難です。
注意したい界面活性剤の存在
肌のために良くない、界面活性剤、合成香料、合成着色料のような添加物が配合された化粧水をイオン導入で使うのはやめましょう。
刺激の強い成分は悪影響を与える為、添加物の配合された美容液を利用するように注意が必要です。
週1~2回程度の利用が目安
イオン導入器は、メーカーごとに使用方法も様々です、推奨される使用頻度もそれぞれ異なります。
高濃度のビタミンC誘導体を含むジェルを使う場合は、肌をクールダウンさせる為にも、毎日使うのは避けて、週1~2回程度の目安で行うようにしましょう。
ケアの際の、肌への摩擦リスクを考えると、毎日使うのは避けましょう。