上限金利率が低く、生活費や結婚資金、旅行費用などまとまった金額を自由に借りれるサービスといえば、銀行が運用している銀行フリーローン。
フリーローンでは言葉の由来通りで借入金の使い道が限定されておらず、自由に利用できるのがポイントです。
借入回数は一度きりですが、それでもまとまった金額を借りれるので非常に助かります。
しかし審査が厳しく、審査期間も長くなるためあらかじめ注意しておかなければなりません。
銀行のフリーローンでお金を借りるためには何が必要なのか。目的に合わせて審査の難易度も変わってきます。
フリーローンの目的と、審査の難易度について詳しく解説します。
[st-kaiwa1]銀行フリーローンからお金を借りるためには何が必要なのか知っておくんだ。[/st-kaiwa1]
銀行と消費者金融 2つのフリーローンはお金を借りるうえでどう違う?
資金調達の方法が自由という意味ではローンの中でも「銀行フリーローン」と「消費者金融カードローン」の2種類があります。
銀行フリーローンと消費者金融カードローンの違いは、銀行フリーローンでは消費者金融カードローンと比べて上限金利が低く、審査が厳しいところ。
一方、消費者金融カードローンは銀行フリーローンに比べて、利便性が高く、借りやすいという特徴を持っています。
また、消費者金融カードローンは、申し込み手続きを完了させれば即日融資が可能です。
5万円〜10万円ほどの少ない金額を借入したいと考える場合には消費者金融カードローン。
まとまった金額を借入したい場合には金利のことも考えて銀行フリーローンの利用がおすすめです。
[st-kaiwa1]消費者金融ローンと銀行フリーローンは全然違うんだ。[/st-kaiwa1]
銀行のフリーローンは目的によって審査の難易度が違う?
銀行フリーローンではカードローンと同じく、目的によって審査の難易度が違うことが特徴的なポイントです。
フリーローンの審査基準の初期段階では、主に年収と年間総返済額のバランスを重視します。
借り入れのフリーローンでは2つのバランスが均衡に保てなくなると、審査に通過するのが難しくなってしまいます。
また長時間の返済に支障がないかを確認するため、勤続年数や雇用形態、職場での役職を含めて総合評価されます。
ほとんどの銀行フリーローンの申し込み条件は、満20歳以上を対象にしており、200万円以上の年収や1年以上の連続勤務年数が必要など、最低ラインを設定している銀行がほとんど。
そのうえ他社の借入金額を含めた上限を銀行独自で設けるなど、フリーローンの目的に合わせて審査の難易度が変わってきます。
銀行フリーローンを利用する前には、複数のローンを比較した上で、審査に通過しやすいフリーローンを選びましょう。
[st-kaiwa1]銀行フリーローンの審査基準は目的に合わせて全然違うんだ。[/st-kaiwa1]
銀行フリーローンの5つの特徴
銀行フリーローンには、金利が低く融資が一度しか受けられないなどの特徴があります。銀行フリーローンの特徴を一つ一つ詳しくみていきましょう。
[st-kaiwa1]銀行フリーローンの特徴には何があるのかな?[/st-kaiwa1]
融資回数は一回だけしかない
カードローンからの借入方法は一度審査を通過してしまえば、何度でもお金を引き出せることが特徴です。
しかし、銀行フリーローンは借入できる回数が1回のみ。
銀行フリーローンから200万円借りた場合には200万円を返済しなければ、次の融資は受けられません。
返済後にどうしても新たな融資を受けたい際には、再び融資審査に通過しなければ新たな融資を受けることができません。
銀行フリーローンは、利用金額の範囲内でお金を自由に借入したい方にはおすすめできません。
お金を自由に借入したい場合には、カードローンを利用した借入方法をおすすめします。
[st-kaiwa1]銀行ローンでは借りたお金を返済しないと次の返済ができないんだ。[/st-kaiwa1]
金利がとにかく低い
銀行フリーローンは、他のカードローンに比べて金利が低いことが最大の特徴です。
大手消費者金融の金利は4,0%〜18,0%までに設定されていることが多いですが、銀行フリーローンの金利上限は3%〜17%までの低金利です。
上限金利率と利用限度額の2種類を考えると、銀行フリーローンを利用した方が返済する金額を安く抑えることができます。
大手銀行のフリーローン金利率を以下にまとめました。
各銀行の金利と比べ、て実際にどれほど金利が違うのか、確認しておきましょう。
銀行名 | 金利 | 利用限度額 |
---|---|---|
三井住友銀行フリーローン | 金利5.975% | 利用限度額300万円 |
りそな銀行プライベートローン | 金利6.5%~14% | 利用限度額300万円 |
中央労働金庫フリーローン | 金利7.5% | 利用限度額300万円 |
ジャパンネット銀行フリーローン | 金利14.75%~17.75% | 利用限度額200万 |
常陽銀行フリーローン | 金利6.175% | 利用限度額300万円 |
三重銀行フリーローン | 金利3%~14.6% | 利用限度額1,000万円 |
[st-kaiwa1]銀行によって金利が全然違うんだね[/st-kaiwa1]
融資に時間がかかってしまう
銀行フリーローンは審査が厳しいことが特徴ですが、審査から融資されるまでに時間がかかってしまうことも特徴的。
消費者金融の場合は融資までの時間が最短30分以内で完了しますが、銀行フリーローンでは最短で3日〜7日(1週間)ほどの時間が必要です。
銀行ローンの審査方法では、審査の際に警視庁のデーターベースにアクセスして反社会勢力行動がないかを確認します。
警視庁のデーターベースからの照会だけでも、一般的に1日〜3日までの時間がかかってしまいます。
データベースからの照会が終わった後に審査が再開されますので、ある程度の時間を確保している方でないと難しいローンです。
今すぐにお金を借りたい方には、おすすめできません。
[st-kaiwa1]消費者金融カードローンと違って融資までに時間がかかるんだ。[/st-kaiwa1]
審査が厳しい
3%〜17%の低金利率を誇る銀行フリーローンですが、金利が低くなるほど審査が通りにくい傾向です。
低金利のカードローンは、それだけ借入条件が厳しくなることを覚えておきましょう。
低金利のローンに申し込む際は、以下の3つのポイントが必須です。
- 借入希望額の3倍以上の年収がある方
- 信用情報に悪いことがない
- 他債務がない方
銀行のフリーローンでは、上記3つのポイントを踏まえた方を対象にしています。3つの属性に問題のない方しか借入することはできません。覚えておきましょう。
[st-kaiwa1]審査は厳しいけど、条件さえクリアしていれば大丈夫だよ[/st-kaiwa1]
審査に落ちると信用情報が記録されてしまう
銀行フリーローンの審査に落ちた場合、信用情報機関に最長6ヶ月記録されてしまうため、カード利用者にとってはマイナスにしかならないことになります。
たとえ金利が低い銀行かフリーローンがあっても、安易に申し込みを済ませることは絶対にしてはいけません。
借入条件をしっかりと確認してから、申し込みを済ませましょう。
[st-kaiwa1]審査に落ちて信用記録が残らないためにも、事前準備が必要なんだ。[/st-kaiwa1]
銀行のフリーローンの厳しい審査を通過するために必要な3つの方法
通常、銀行のフリーローンには「有担保型」と「無担保型」の2種類があり、どちらを選ぶかによって融資条件や審査の難易度が大きく変わってきます。
どちらのローンも通過するためには、どうすればいいのでしょうか。
2種類の銀行フリーローンの審査に通過するために必要な、3つの方法を紹介していきます。
[st-kaiwa1]厳しい審査を通過するためにはどういった方法があるのかな?[/st-kaiwa1]
借金の返済を済ませておく
複数の金融機関やクレジットカード会社からの借金があるほど審査が通過しずらいもの。
銀行フリーローンからお金を借りるためには、借金の返済を済ませておくことが第一条件です。
借金が滞納している方ほど、お金に困っている方と見なされるのも無理はありません。結果的に審査に落ちてしまいます。
さらに詳しいことを説明すると、他社から3つ以上借入がある場合には審査に落ちやすい傾向があります。
金融機関に問い合わせてみれば、現在自分にいくら借入額が残っているのか確認することができます。
銀行フリーローンからお金を借りるためにも、借金の返済は済ませておきたいポイントです。
[st-kaiwa1]借金があって得することは一つもないんだ。[/st-kaiwa1]
金融事故情報がないこと
金融事故がある方にとっても、銀行フリーローンでは不利に働く可能性が高くなります。
金融事故の例について以下でまとめました。
クレジットカードの申込みブラック |
---|
返済の延滞・遅延 |
多重債務 |
債務整理 |
自己破産 |
通常、金融事故を起こすと個人信用情報機関に5年〜10年の間、事故状況が記録されます。
金融事故が一つでもある方はブラックリストとなり、金融機関から要注意人物とみなされ銀行のフリーローンの審査を通過することはできなくなってしまいます。
信用事故がないようにお金に関する事故は無くしましょう。
[st-kaiwa1]信用金庫にブラックリスト化しないためにも借金がある場合には返済しておくことが重要なんだ。[/st-kaiwa1]
年齢制限に気をつける
銀行のフリーローンを受ける条件は、200万円以上の安定した収入があり満20歳以上、満65満以下の方が対象。
原則として、満20歳以下の学生や専業主婦の方は銀行フリーローンの審査を受けることはできません。
年齢制限は各銀行ローンによって変わってくるものです。年齢制限を設けていない銀行も多数あります。
どうしても銀行フリーローンを借りたい場合には、年齢制限のない銀行を探してみることをおすすめします。
[st-kaiwa1]年齢制限には十分注意が必要なんだ。[/st-kaiwa1]
まとめ
ここまで銀行のフリーローンと、その審査について解説してきました。
- 銀行のフリーローンは低金利でお金を借りられる
- 借入条件や審査が厳しい
- 融資に時間がかかってしまう
- 銀行フリーローンは借金の返済をしておくことが必要
- 申し込み対象内で銀行フリーローンからお金を借りること
銀行フリーローンは金利がとにかく低いことから、返済する金額面の負担を減らすことができます。
目的に応じて審査の難易度が変わりますが、借入する3倍の年収があること、信用情報に欠点がない、他債務がないことの3つの条件をクリアしていれば、審査に落ちることはありません。
銀行フリーローンを利用してお金を借りたいと考える方は、一度借入条件を確認してみることをおすすめします。
[st-kaiwa1]銀行フリーローンには色々な借入条件があるんだ。[/st-kaiwa1]