家計簿の締め日は給料日と月末どっち【2026年】カード払いと引き落としで決める

家計簿の締め日は給料日と月末どっち【2026年】カード払いと引き落としで決める
2026年9月時点

クレジットカードの締め日・支払日や家計簿アプリの設定項目は、2026年9月に各社の公式サイトと公式ヘルプで確認したものです。カード会社やアプリによって仕様は変わることがあります。

家計簿の締め日を給料日にするか月末にするかは、付け始めて2か月ほどで必ずぶつかる問題です。1日から月末で集計すると、25日の給料日のあとに「次の給料日まで使えるお金」を数えても、月末の集計とは合いません。逆に給料日で区切ると、月末に引き落とされる家賃やカード代金が「先月の分」なのか「今月の分」なのか分からなくなります。

この記事では、2つの区切り方を「引き落とし日との関係」「月をまたぐカード払い」「月末の残高が意味を持つか」の3点で比べ、給料が1つの人はどちらにすべきかを決めます。そのうえで、家計簿アプリで月の開始日を給料日に変える手順と、給料日が月2回ある人や入金日が決まっていないフリーランスの区切り方まで整理します。

読み終わる頃には、来月の1日または給料日から使う締め日が1つに決まり、カード払いをどの月に入れるかも迷わなくなります。

先に結論

  • 収入が給料1つで、給料日が月の途中(25日など)の人は、給料日から次の給料日の前日までを1か月にする「給料日締め」が合います。使えるお金と集計期間が一致するからです。
  • 共働きで給料日が違う、収入が2つ以上ある、年間の集計や投資の記録も同じ家計簿でする人は、1日から月末の「月末締め」が合います。
  • 引き落としやカード払いは「口座から出た日」ではなく「使った日」で記録すると、どちらの締め日でも月をまたぐ問題が消えます。
  • 給料日が土日祝でずれた月も、家計簿の区切りは動かしません。区切りを固定するのが、月ごとの比較を成り立たせる条件です。
  • 給料日が月2回の人は主な給料日で区切り、フリーランスなど入金日が不定期の人は月末締めにして、収入は入金日に記録します。
  • 一度決めた締め日は最低3か月は変えません。変えるなら次の区切りの初日からで、途中の月では変えません。

家計簿の締め日とは。2つの区切り方

家計簿の締め日は、「1か月」をどこで区切るかを決める日です。締め日の翌日が月の開始日になり、開始日から締め日までの収入と支出を1か月分として集計します。区切り方は2つしかありません。

月末締め: 1日から月末まで

カレンダーの月と同じ区切りです。家賃、光熱費、通信費の請求が月単位で来るので、固定費の集計とそのまま合います。手書きの家計簿も家計簿アプリも、初期設定はこの区切りになっています。

給料日締め: 給料日から次の給料日の前日まで

給料日が25日なら、25日から翌月24日までを1か月にします。締め日は給料日の前日(24日)です。「入った給料をどう使い切ったか」がそのまま1か月の集計になるので、給料が1つの人には数字の意味が分かりやすくなります。

この区切り方が成り立つのは、会社員の給料日が毎月同じ日だからです。労働基準法第24条は、賃金を「毎月一回以上、一定の期日を定めて支払わなければならない」と定めています。給料日が動かない前提があるから、給料日を月の区切りにできます。

クレポン
クレポン

25日に給料が入って月末までの6日間で家賃とカードが落ちるから、1日時点の残高がいつも少なく見えて焦るんだよね。締め日のせいだったのか。

月末締めと給料日締めを3つの点で比べる

どちらが正しいという話ではなく、何を見たいかで向き不向きが分かれます。迷う原因は次の3点にあるので、1つずつ比べます。

比べる点月末締め(1日〜月末)給料日締め(給料日〜前日)
使えるお金と集計期間給料日が月の途中だと、月の前半と後半で財布の中身が違う給料が入ってから次の給料までが1か月になり、使えるお金と一致する
引き落とし日との関係月末や月初の引き落としが月の境目に集中し、月をまたぎやすい給料日直後に家賃やカードの引き落としが来る場合、月の初めに固定費がまとまって出る
月をまたぐカード払い使った月と引き落とされる月が必ず違う締め日の位置によっては同じ区切りに収まることもあるが、基本は違う
月末の残高の意味月末残高は「次の給料まで残す分」を含むので、そのままでは黒字額にならない締め日(給料日前日)の残高が、その月の黒字そのもの
1か月の長さ28〜31日で固定給料日が固定なら28〜31日で固定。区切りを土日祝で動かすとずれる
年間の集計、他の統計との比較1月〜12月でそろい、統計や確定申告の期間と合う年の区切りが12月25日〜翌12月24日などになり、統計と少しずれる
共働き・複数の収入給料日が違っても1つの区切りに入るどちらの給料日で区切るかを決める必要がある

引き落とし日との関係: 記録は「使った日」にそろえる

家賃は27日、電気代は翌月の初め、カードは翌月の10日や27日というように、口座から出ていく日はばらばらです。これを「口座から出た日」で付けると、どの締め日を選んでも月の境目で支出が動きます。

解決策は、支出を「使った日」で記録し、引き落とし日は無視することです。家賃と光熱費は固定費として月に1回、使った月に記録します。カードで買った物は、レジで払った日に記録します。「今月いくら使ったか」を知る家計簿なら、この付け方で困ることはありません。

月をまたぐカード払い: 「使った日」で記録すれば締め日に関係なくなる

カードの締め日と家計簿の締め日は別物です。たとえば三井住友カードは「毎月15日に締め切り、翌月10日に引き落とし」と「毎月末日に締め切り、翌月26日に引き落とし」の2つから選べます。楽天カードは利用締日が月末、支払日が翌月27日です。カード会社が毎月まとめて請求する仕組みなので、使った月と払う月は必ずずれます。

家計簿の側でカード払いを「使った日」に記録すると決めれば、このずれを追いかける必要がなくなります。引き落とし日に口座から出る金額は、すでに記録済みの支出の合計なので二重には付けません。逆に「引き落とし日」で付ける人は、当月に使ったカード払いが翌月の支出になるので、月の途中でカードを使い始めた月と、翌月の数字が実態と1か月ずれます。

月末の残高が意味を持つか: 給料日締めなら締め日の残高が黒字

月末締めで25日が給料日の人は、月末の口座残高に「今月の給料のうち、次の給料日まで残す分」が混ざります。残高を見ても、今月いくら残せたかは分かりません。

給料日締めなら、締め日(給料日の前日)の残高から前月の締め日の残高を引いた額が、その月の黒字です。「使えるお金を数えたい」人に給料日締めが合う理由はここにあります。

どちらを選ぶかの判断表

3点の比較を、自分の状況に当てはめると次のように決まります。

状況合う締め日理由
収入が給料1つで、給料日が月の途中(20日、25日など)給料日締め使えるお金と集計期間が一致し、締め日の残高が黒字になる
収入が給料1つで、給料日が月末または1日月末締め給料日締めと月末締めがほぼ同じ区切りになるので、初期設定のままでよい
共働きで給料日が違う月末締め2つの給料を1つの区切りに入れられる
給料のほかに副業や手当の入金がある月末締め入金日がばらばらでも区切りが動かない
年間の集計や投資の記録も同じ家計簿でする月末締め1月〜12月でそろい、統計や確定申告の期間と合う
給料日が月2回主な給料日で区切る給料日締め本文の「月2回」の項で説明
フリーランスなど入金日が不定期月末締め本文の「不定期」の項で説明

一人暮らしで給料日が25日なら、給料日締め(25日から翌月24日)です。ここで決めたら、少なくとも3か月は変えません。家計簿の最初の1か月の手順を締め日と項目の決め方から説明した記事にあるとおり、締め日と収支項目は最初に固定するほど集計が安定します。

給料日締めの設定手順

家計簿アプリには「月の開始日」や「集計期間」を変える設定があるものが多く、名前はアプリごとに違います。手順は次の5つです。

  1. 締め日を決める。給料日の前日が締め日です。給料日が25日なら24日、開始日は25日になります。
  2. アプリの設定で月の開始日を変える。おカネレコは設定の「集計/記録情報設定」に「締日設定」があり、開始日を25日にしたいときは締日を24日にします。マネーフォワード MEはホーム画面左上のメニューから「家計簿の集計期間」で開始日を選びます。くふう Zaimは「設定」の「表示設定」に「月の開始日」があります。
  3. 土日祝の扱いを「動かさない」にする。給料日が土日祝で前倒しになる月も、家計簿の区切りは固定します。設定に「設定日前の平日にする」などの選択肢があっても、月ごとの比較をしたい人は使いません(理由は次の項で説明します)。
  4. 切り替えは次の給料日から。すでに1日から付けている月の途中で変えると、その月だけ短い期間になります。今月は1日〜24日を短い月として締め、25日から新しい区切りを始めます。
  5. カード払いの記録日を「使った日」に決める。締め日を変えても、カード払いを引き落とし日で付けていると月またぎは残ります。設定を変えるこのタイミングで、記録日も統一します。

給料日が土日祝でずれた月はどうするか

25日が土曜なら、多くの会社は前の営業日の24日に振り込みます。このとき家計簿の区切りを24日に動かすと、その月は1日短くなり、翌月は1日長くなります。「先月より食費が増えた」と比べたときに、日数の差が混ざってしまいます。

区切りは25日で固定し、24日に入った給料は「25日の収入」として記録するのが簡単です。1日だけ収入が先に入っても、使う期間は変わりません。マネーフォワード MEの公式ヘルプにも集計期間の開始日を土日祝で前後させる設定はありますが、記録の側で日付をそろえれば、期間を動かす必要はありません。

開始日の設定が無いアプリでの給料日締め

月の開始日を変えられないアプリや、手書きの家計簿でも給料日締めはできます。方法は、日ごとの記録を給料日から給料日の前日まで目で追うことです。たとえばマネトナリ家計簿はカレンダーで日ごとの記録を見られるので、25日から翌月24日までの支出をカレンダー上で確かめられます。全期間をCSVで書き出せるので、表計算ソフトで25日始まりに並べ替えて集計する方法もあります。

手書きなら、ノートの見開きを「25日〜翌24日」で使います。どの道具でも大事なのは区切りを固定して同じ期間で比べることです。

給料日が月2回・不定期の場合の締め方

給料が月1回でない人も、区切りを固定する考え方は同じです。入金のたびに区切りを変えないことが、集計を成り立たせる条件になります。

給料日が月2回(15日と月末など)

月2回払いの人は、金額の大きいほうの給料日で区切ります。たとえば15日と月末に入り、月末のほうが多いなら、1日から月末の月末締めです。2回の入金は両方とも収入として記録し、合計をその月の収入にします。金額がほぼ同じなら、家賃などの大きな固定費が引き落とされる直前の給料日を開始日にすると、月の初めに固定費が集まって残りが見やすくなります。

フリーランスなど入金日が不定期

請求から入金までに1〜2か月かかり、入金日が月によって違う人は、月末締めにします。給料日締めの前提である「決まった日に入る」が無いからです。収入は入金された日にそのまま記録し、支出は使った日に記録します。

1か月ごとの収支は入金の有無でぶれるので、見るのは3か月の合計です。3か月の収入合計から支出合計を引いた額を「この四半期の黒字」として扱うと、入金が偏った月に赤字に見えても慌てずにすみます。円グラフと月ごとの推移グラフで何を見るかを説明した記事にある月別推移を3か月単位で眺めると、収入の波と支出の傾向を切り分けられます。

給料日前にお金が足りなくなる人へ

給料日締めにすると、締め日の数日前の残高が「今月の黒字」の目安になります。ここが毎月ゼロに近い人は、給料日前にお金がないときに借りる前に確かめる家計の見方で、給料日締めの数字をそのまま使って原因を切り分けられます。

クレポン
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カードを引き落とし日で付けてたから、使ってない月に大きな支出が出て「先月の分だっけ」と毎回考えてた。使った日に付けるだけで、締め日は関係なくなるんだね。

締め日で失敗しやすいこと

  • 月の途中で締め日を変えると、その月だけ期間が短くなり、翌月との比較が崩れます。変えるのは次の区切りの初日からです。
  • 給料日が土日祝でずれた月に区切りも動かすと、1か月の長さが毎回変わります。区切りは固定し、収入の記録日をそろえます。
  • カード払いを「使った日」と「引き落とし日」の両方で記録すると、同じ支出が2回集計されます。どちらか1つに決めます。
  • 締め日を何度も変えると、過去の月と比べられなくなり、家計簿の一番の効果である「先月との比較」が消えます。

よくある質問

すでに1日から月末で3か月付けています。給料日締めに変えると過去の記録は無駄になりますか。
無駄にはなりません。項目ごとの金額は、区切りが変わっても「1か月あたりの目安」としてそのまま使えます。比べるときは、切り替え後の月どうしで比べます。切り替えの月だけ1日〜24日の短い期間になるので、その月は比較から外します。
給料日締めにすると、月末に引き落とされる家賃はどの月の支出になりますか。
25日始まりなら、月末の引き落としはその月の最初の週に入ります。家賃は「その月の住居費」として、引き落とし日ではなく月の初めに固定費として1回記録します。給料日直後に固定費がまとまって出るので、残りが「変動費に使える額」としてすぐ分かります。
カードの締め日に家計簿の締め日を合わせたほうがよいですか。
合わせる必要はありません。カード払いを使った日に記録すれば、カードの締め日は家計簿に影響しません。カードの締め日に合わせると、給料日ともカレンダーの月ともずれた第3の区切りが増えて、かえって分かりにくくなります。
ボーナスはどの月の収入にしますか。
入った日が含まれる区切りの収入として記録します。ただし月ごとの比較ではボーナスの月だけ収入が大きく見えるので、月別推移を見るときはボーナスを除いた収入で比べるか、ボーナスは別の項目にしておきます。
家計簿アプリに月の開始日の設定が無いときは、給料日締めをあきらめるべきですか。
あきらめる必要はありません。カレンダーで日ごとの記録を追える家計簿なら、給料日から次の給料日前日までを目で区切って確かめられます。

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まとめ

収入が給料1つで給料日が月の途中なら給料日締め、共働きや収入が複数なら月末締めです。どちらでも、支出は「使った日」に記録し、区切りは土日祝でも動かしません。この2つを守れば、引き落とし日やカードの月またぎで迷うことはなくなります。

次の行動は1つです。次の給料日を開始日にして、家計簿の設定かノートの区切りを変え、その日から3か月は同じ区切りで付け続けてください。

参考