【2026年】未成年がお金を借りるには?18歳・19歳の借入先と親の同意

【2026年】未成年がお金を借りるには?18歳・19歳の借入先と親の同意
2026年9月時点

各社の申込条件・金利・制度は公式サイトで確認した2026年9月時点のものです。変わることがあるので、申し込む前に最新の案内を確かめてください。

未成年がお金を借りる方法を調べると、「20歳未満は無理」という古い情報と「18歳からOK」という新しい情報が混ざっていて、どれを信じればいいのか分かりにくいです。2022年4月に成年年齢が18歳に下がり、いま「未成年」は17歳以下だけになりました。18歳・19歳は法律上は大人で、親の同意なしに契約できます。

ただし、大手消費者金融や銀行カードローンの多くは申込条件を「20歳以上」のままにしています。18歳の専門学校生やフリーターが定期代や教材費で困ったとき、どこなら申し込めるのかは会社ごとに確かめるしかありません。

この記事では、各社公式サイトと法務省・金融庁・日本学生支援機構の情報をもとに、18歳・19歳が使える借入先、17歳以下で親の同意が要る理由、借りる前に使える学校や奨学金の制度を整理します。自分の年齢と収入でどこに相談するかを決められます。

先に結論

  • 2022年4月から成年は18歳です。18歳・19歳は親の同意なしで借入契約ができ、17歳以下は親(法定代理人)の同意がないと契約を取り消せます(民法5条)。
  • 大手消費者金融5社で18歳から申し込めるのはプロミスだけです。アコム・アイフル・SMBCモビット・レイクと主要な銀行カードローンは20歳以上です。
  • 18歳・19歳への貸付は、金額にかかわらず収入を示す書類の確認が必要です。アルバイト収入がなければ申し込めません。
  • 学生ローンは都道府県の貸金業登録がある正規の業者です。登録番号と金利(年20%以下)を確かめ、18・19歳の限度額は10万円程度と考えておきます。
  • 学費や通学費なら、学校の学費相談、日本学生支援機構の在学採用や緊急・応急採用など、借りる前に使える制度があります。
  • SNSの個人間融資や「18歳未満でも貸します」という業者は使いません。困ったら消費者ホットライン188に電話します。

「未成年」は17歳以下に変わった。18歳は法律上は大人

民法4条は「年齢十八歳をもって、成年とする」と定めています。法務省によると、この改正は2022年4月1日に施行され、それ以降は18歳の誕生日に成年に達します。旧記事で書いていた「20歳未満は未成年」は、もう当てはまりません。

民法5条は、未成年者が契約をするには法定代理人(ふつうは親)の同意が要ると定め、同意なしで結んだ契約は取り消せるとしています。これが「未成年者取消権」です。貸す側は後から契約を取り消されるおそれがあるので、17歳以下には親の同意があっても貸さない会社がほとんどです。

18歳・19歳はこの取消権を使えません。親の同意なしで契約できる代わりに、契約の責任も自分で負います。

年齢で何が変わるか

年齢法律上の立場親の同意借入の実態
17歳以下未成年。同意のない契約は取り消せる(民法5条)必要消費者金融・銀行・学生ローンとも原則不可。親の同意があっても貸さない会社が多い
18歳・19歳成年。単独で契約できる不要プロミス、学生ローン、ろうきん、クレジットカードは条件つきで可。多くの大手消費者金融・銀行は20歳以上のまま
20歳以上成年不要大手消費者金融・銀行カードローンとも申込可(安定収入が条件)

なお、18歳でも高校生(定時制・高等専門学校生を含む)は、多くの会社で申込対象から外れます。「18歳以上」と「高校生を除く」は別の条件として、両方確かめてください。

17歳以下は親の同意があっても借りにくい

17歳以下が親の同意なしに結んだ借入契約は取り消せるので、正規の貸金業者や銀行は17歳以下に貸しません。同意書を付けても、申込対象を「18歳以上」や「20歳以上」と定めている会社では申し込めません。お金が必要なときは、親か学校の先生、市区町村の相談窓口に話すのが現実的な道です。

年齢を偽って申し込むのは避けてください。民法21条は、未成年者が「自分は成年だ」と信じさせるために詐術を使ったときは契約を取り消せないと定めています。生年月日をごまかしたり同意書を偽造したりすると、未成年者取消権という保護を自分で手放すことになります。

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法律では大人なのに、20歳になるまで申し込めない会社が多いのはなぜ?

貸金業界の自主規制が理由のひとつです。日本貸金業協会は成年年齢の引き下げに合わせて、18歳・19歳に貸すときは貸付額にかかわらず収入の状況を示す書類を確認し、資金の使いみちも確かめるよう協会員に求めました。若い人が過大な借金を負わないための決まりで、各社はこの手間と貸し倒れの心配から、申込年齢を20歳以上のままにしているところが多いのです。

18歳・19歳が申し込める借入先と、まだ申し込めない借入先

「18歳から借りられる」と読んで申し込んでも、年齢で弾かれることがあります。各社の公式サイトに載っている申込年齢を確かめました。

借入先申込年齢(公式表記)18歳・19歳の可否
プロミス18歳以上74歳以下。高校生(定時制・高専生を含む)は不可。安定した収入が必要可。19歳以下は原則として収入証明書類が必要
アコム20歳から72歳まで不可
アイフル満20歳以上(融資は69歳まで)不可
SMBCモビット20歳から74歳不可
レイク満20歳から満70歳まで不可
三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)満20歳以上65歳未満不可
中央ろうきん カードローン(マイプラン)申込時満18歳以上。同一勤務先に1年以上勤務、前年税込年収150万円以上条件を満たせば可。学生や勤続1年未満は難しい
学生ローン(カレッヂなど)18歳以上の学生。18歳・19歳は10万円までなど少額に限る会社がある可(会社ごとに条件が違う)
クレジットカードのキャッシング枠カード本体は高校生を除く18歳以上。親権者の同意は不要カードは可。キャッシング枠は収入確認が前提

18歳から申し込める消費者金融で知っておくこと

大手で唯一18歳から受け付けているプロミスでも、条件は「安定した収入がある人」です。アルバイトでも毎月の収入があれば対象ですが、19歳以下は給与明細などの収入証明書類を求められます。収入がゼロの学生は、年齢を満たしても申し込めません。

借りられる金額には総量規制がかかります。総量規制とは、貸金業者からの借入残高を年収の3分の1までに抑える貸金業法の決まりです。月5万円のアルバイトなら年収60万円で、上限は20万円です。実際の限度額は審査で決まり、初回はさらに少額になるのがふつうです。

金利は利息制限法の上限の範囲で決まります。10万円未満は年20%、100万円未満は年18%、100万円以上は年15%が法律上の上限で、消費者金融の上限金利はこの水準に近いところが多いです。10万円を年18.0%で借りて1年かけて返すと、利息はおよそ1万円です。

ろうきんとクレジットカードは「働いている18歳」向け

労働金庫(ろうきん)のカードローンは、中央ろうきんの場合、申込時に満18歳以上で、同じ勤務先に1年以上勤め、前年の税込年収が150万円以上あることが条件です。金利は消費者金融より低い水準ですが、学生のアルバイトでは年収の条件を満たしにくく、高卒で働いて1年たった人向けです。

クレジットカードは、JCBや三井住友カードの案内のとおり、高校生を除く18歳以上なら親権者の同意なしで申し込めます。ただしキャッシング枠(カードでお金を借りる枠)は貸金業法の貸付なので、総量規制と若年者への収入確認がかかります。18歳で初めて作るなら、キャッシング枠は0円で申し込むのが無理のない使い方です。枠は後から申し込めます。

学生ローンは安全か。見分け方と使うときの目安

学生ローンは、学生を主な顧客にする中小の貸金業者で、カレッヂやマルイなどが古くから営業しています。正規の学生ローンは都道府県知事の貸金業登録を受けていて、金利は利息制限法の範囲内です。カレッヂは公式サイトで東京都知事登録の番号と、18歳・19歳は10万円までという限度額を公開しています。

安全かどうかを分けるのは名前ではなく登録の有無です。申し込む前に3点を確かめてください。

  1. 公式サイトの会社概要に「〇〇県知事(〇)第〇〇号」という貸金業登録番号があるか見る。番号がない業者は使わない。
  2. 金融庁の「登録貸金業者情報検索」で、その番号と会社名が一致するか確かめる。番号を詐称する業者もいる。
  3. 金利が年20%を超えていないか、遅延損害金や手数料の説明があるか読む。出資法の上限の年20%を超える利息は違法。

使うときの目安は、初回は必要な金額だけ、返済期間は3か月から半年以内です。18歳・19歳は10万円などの少額枠に限る会社が多いので、それ以上を求めて複数の業者に同時に申し込むのは避けます。申込の記録は信用情報機関に残り、審査で不利になります。

学生ローンの多くは、親や学校への連絡をしない方針を公式サイトで示しています。とはいえ返済が遅れれば本人に督促が来て、延滞の記録は信用情報に残り、将来のクレジットカードや住宅ローンに響きます。「親に知られない」より「確実に返せる額」を優先してください。

借りる前に使える制度。学費・通学費なら学校と奨学金が先

足りない理由が学費・教材費・通学定期なら、金利のつく借入より先に使える制度があります。順番に確かめると、借りなくて済むことが少なくありません。

学校の学費相談と延納・分納

多くの専門学校・大学には学生課や学費の相談窓口があり、納付期限の延長(延納)や分割払い(分納)を受け付けています。払えないまま期限を過ぎると除籍の手続きが進む学校もあるので、払えないと分かった時点で相談するのが一番早い解決です。教材費や実習費も同じです。

日本学生支援機構(JASSO)の在学採用と緊急・応急採用

日本学生支援機構の貸与奨学金は、専修学校の専門課程も対象です。入学時に申し込まなかった人も、在学中に学校を通して申し込む「在学採用」があります。第一種は無利子、第二種は有利子で利率は年3%が上限です。

親の失業や病気などで家計が急に変わったときは、「緊急採用(第一種)」と「応急採用(第二種)」を年間を通じて随時申し込めます。事由が起きてから12か月以内(入学前なら入学後3か月以内)に、学校の奨学金窓口に相談します。本人名義の借入なので18歳なら自分で申し込めますが、家計の書類は必要です。

社会福祉協議会の教育支援資金

市区町村の社会福祉協議会が窓口の生活福祉資金貸付制度には、低所得世帯の学生が高校・大学・専修学校に通うための「教育支援資金」があり、無利子です。世帯の収入で対象が決まるので親の協力が要りますが、奨学金で足りない学費や通学費に使えます。

ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付け

ゆうちょ銀行に担保定額貯金や担保定期貯金があれば、通常貯金の残高を超えて引き出したときに、預入額の90%以内(1口座300万円まで)が自動的に貸し付けられます。貸付期間は2年で、利率は担保定額貯金なら約定金利+0.25%です。審査はありません。子どものころに親が作った定額貯金がある人は確認する価値があります。詳しくはゆうちょ銀行でお金を借りる方法で解説しています。

親に相談する、家計を見直す

「親には言いたくない」気持ちは分かりますが、学費や通学費は親がいちばん理解しやすい使いみちです。金額と返す時期を決めて一度相談する方が、親との関係も自分の信用も傷つけずに済みます。切り出し方は親にお金を借りるときの頼み方にまとめています。

あわせて、毎月の収入と固定費(家賃・通信費・定期代・サブスク)を書き出して、足りない額が「今月だけ」なのか「毎月」なのかを見ておきます。毎月足りないなら、借りても翌月また足りなくなるので、家計の側を直すのが先です。

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奨学金の手続きは時間がかかりそう。今週中に3万円いるときはどうすれば?

すぐ要る少額なら、学校の窓口で納付期限の延長を頼むのが最短です。それが無理で、アルバイト収入があるなら、正規の学生ローンか18歳から申し込める消費者金融で必要額だけ借り、翌月からの給料で返す計画を先に立てます。同時に奨学金の在学採用も申し込んでおくと、次の学期に困りません。

絶対に使わない借り方と、困ったときの相談先

「未成年OK」「18歳未満でも即日」「審査なし」で若い人を集める貸し手は、登録のない違法業者です。金融庁は、SNSや掲示板での個人間融資について、個人を装ったヤミ金融業者が違法な高金利で貸し付けたり、個人情報を悪用したりする危険があると注意喚起しています。

若い人を狙う借り方。ひとつでも当てはまれば使わない

  • SNSや掲示板の「#個人間融資」「#即日融資」への連絡。個人を名乗っていても、繰り返し貸せば貸金業で、無登録の営業は違法です。
  • 貸金業登録番号のない業者、番号を検索しても出てこない業者、「登録不要」と言う業者。
  • 「後払い現金化」「先払い買取」など、売買を装って実質的にお金を貸す手口。金融庁が違法な貸付として注意喚起しています。
  • クレジットカードのショッピング枠で買った商品を売る「現金化」。規約違反で、利用停止や一括請求の原因になります。
  • 生年月日や収入を偽って申し込むこと。契約の取消しができなくなるうえ、詐欺として扱われることがあります。

すでに連絡してしまった、取り立てが来ている、というときは一人で抱えないでください。消費者ホットライン188(局番なし)に電話すると、近くの消費生活センターにつながります。ヤミ金の取り立てには警察相談専用電話#9110、貸金業者に関する相談は金融庁の金融サービス利用者相談室0570-016811か日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センター0570-051051、法律相談は法テラス0570-078374が窓口です。個人間融資の手口の詳細は個人間融資掲示板の危険で解説しています。

18歳・19歳が借りると決めたときの手順

借りない選択肢を確かめたうえで借りるなら、次の順番で進めます。

  1. 足りない金額と返す原資を書き出す。「3万円足りない、来月と再来月の給料から1万5,000円ずつ返す」まで決める。
  2. 候補の借入先の申込条件を公式サイトで読む。年齢、高校生の扱い、収入の条件、18・19歳の限度額の順に確かめる。
  3. 貸金業登録番号を金融庁の検索で照合する。対象は消費者金融・学生ローン・カード会社で、銀行・ろうきんは貸金業登録の対象外。
  4. 収入証明書類を用意する。19歳以下は金額にかかわらず求められる。直近の給与明細か源泉徴収票を使う。
  5. 1社だけに必要最小限の金額で申し込み、契約書で金利・返済日・返済額を確かめて、毎月の家計に返済額を組み込む。

借入先の種類ごとの向き不向きは、はじめてお金を借りる方法の選び方で全体像をまとめています。

よくある質問

18歳の専門学校生ですが、親に知られずに借りられますか?
18歳以上なら親の同意は法律上不要で、貸し手が親に連絡することも原則ありません。ただし、収入がなければ申し込めず、収入証明書類は必ず求められます。返済が遅れれば本人に督促が来て信用情報に記録が残ります。
19歳のフリーターです。カードローンはどこに申し込めますか?
大手消費者金融ではプロミスが18歳以上を対象にしています。アコム・アイフル・SMBCモビット・レイクと三菱UFJ銀行バンクイックは20歳以上です。同じ勤務先に1年以上勤めて年収150万円以上あれば、中央ろうきんのカードローンも申込対象になります。
未成年が借金をしたら、親が返さなければいけませんか?
借入契約の債務は本人のものです。親が連帯保証人になっていない限り、親に返済義務はありません。17歳以下が親の同意なしに結んだ契約は、民法5条により本人または親が取り消せます。取り消しには消費生活センター(188)や法テラスに相談してください。
学生ローンは総量規制の対象ですか?
対象です。学生ローンは貸金業者なので、他の消費者金融やクレジットカードのキャッシングと合算して年収の3分の1までです。奨学金は貸金業法の貸付ではないので、総量規制には含まれません。

まとめ

いまの「未成年」は17歳以下です。18歳・19歳は親の同意なしで契約できますが、18歳から申し込める大手消費者金融はプロミスだけで、多くの会社と銀行は20歳以上のままです。収入があれば、正規の学生ローンやクレジットカードも条件つきで使えます。

学費や通学費で困っているなら、学校の窓口と日本学生支援機構の在学採用・緊急採用を先に確かめてください。借りるなら、足りない額と返す原資を書き出してから、登録のある1社に必要最小限で申し込みます。今日できる次の一歩は、学生課か奨学金窓口に「今月の納付が難しい」と伝えることです。

参考