鉄フライパンおすすめ20選!選び方や使い方・メンテナンス方法も解説

キッチン用品
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鉄フライパンを使ってみたいけれど、使い方やメンテナンスが難しそう・・・そんな方も多いですよね。

でも、使ってみると意外とお手入れも簡単で、しかも料理の味もぐんとよくなるすぐれもの。持っていて損はない調理アイテムです。

こちらでは、鉄フライパンが気になる方のために、選び方や初心者でも使いやすいおすすめの鉄フライパンをご紹介。

お手入れ方法についても解説していますので、あなたの鉄フライパン選びにぜひお役立てください!

鉄フライパンのメリットとデメリット

鉄製のフライパンの最も優れた点は高い熱伝導率。食材に早く熱が伝わるため、短時間で旨みを逃すことなく調理することができ、いつもの料理がよりおいしく仕上がります。

使えば使うほど油がなじみ、傷にも強いので、すぐに買い換えが必要になるテフロンのフライパンとは異なり、きちんとメンテナンスしていけば半永久的に使えます。

さらに、フライパンから鉄分が溶け出すため、鉄フライパンで作った料理を食べるだけで鉄分を摂取できるのも大きな特徴。鉄分が不足しがちで貧血気味な方にはもってこいです。

ただ、鉄フライパンは、手入れをしないと錆びてしまうこと、さらに鉄製ゆえに重いということが一番のデメリット。

特に重い鉄フライパンは女性や高齢者にとっては使いづらいため、購入する場合には重量をチェックすることが大切です。

鉄フライパン選びの4つのポイント

①なるべく軽いものを選ぶ

デメリットのところでも挙げたように、鉄フライパンは一般的なテフロンのフライパンに比べると重みがあり、物によっては2,000gを超えるものもあります。

重いと使い勝手が悪く、料理をするのが億劫になりがち。まずは1kg前後の軽量タイプを選びましょう。

②家族の人数でサイズを選ぶ

鉄フライパンといっても、ミニパンと言われるような小さなものから、プロが使う直径30cm以上のものまで、サイズは様々ですが、4人家族ならハンバーグが4個一度に焼ける26cmのものがおすすめ。1~2人家族なら24cmで十分です。

鉄フライパンのサイズの目安

1~2人 22~24cm
3~4 26~28cm
5人以上 30~33cm

あとは料理に合わせて、違うサイズを買い足せば、重宝すること間違いなし。

28cm以上の鉄フライパンなら、大きな魚をまるごと煮付けたりするのにも便利ですし、小さな14cmのものはパンケーキなんかにもぴったりです。

③長く使うなら持ち手が鉄製のものを選ぶ

フライパンの持ち手の部分の素材も、木製や樹脂製、ステンレス製、鉄製など、いろいろな種類があります。

木製や樹脂製、ステンレス製の鉄フライパンは、握りやすく、高温で使っても持ち手の部分の温度が変わらないため安全に使えますが、使っているうちに接続部分が劣化して、つなぎ目部分が緩くなることがあります。

反面、本体と一体になっている鉄製の持ち手は丈夫なので長く使えるのがメリット。ただし、加熱していると、持ち手の部分に熱が伝わって熱くなるので注意が必要です。

どの持ち手にも一長一短ありますが、できるだけ長く使いたいという方は、本体と一体になった鉄製のものがおすすめです。

④IH調理器には焼き込み不要タイプを選ぶ

鉄フライパンを購入したときは、施されている防錆加工を取り除くために、使用する前に30分ほど空焚きをする「焼き込み」を行う必要があります。

この焼き込みはIH調理器ではできない作業。そのため、家の調理器がIHの場合は、焼き込み不要でIH対応の鉄フライパンを選びましょう。

IH調理器で鉄フライパンを使う場合は加熱ムラを起こしやすいので、サイズや厚みに注意。コイルに合った大きさのもので、底が厚めのものがおすすめです。

ちなみに、シリコン樹脂塗装を施した鉄フライパンなら、IHでもコンロでも焼き込み不要ですぐに使えます。

鉄フライパンのおすすめ国産メーカー

リバーライト(RIVER LIGHT)

親子3代で使える「究極の鉄フライパン」として名高い、千葉県にあるフライパンメーカー。日本だけでなく、世界中のプロに愛用されています。

ハンドル部分に刻印があり、接続部が劣化してしまっても簡単に取替えができるのが特徴。

丈夫で錆びにくく、長く愛用できる高品質なフライパンが製作されています。

山田工業所

フライパンをはじめ中華鍋など、調理鍋を一つ一つハンマーでたたく打ち出し製法でつくる、神奈川県のメーカー。

横浜中華街内の中華料理点のシェア率が80%を占めると言われる老舗で、プロの料理人に認められています。

柳宗理

戦後の日本のインダストリアルデザインの確立と発展の功労者と言われるデザイナー、柳宗理にデザインを依頼して販売を開始したキッチン・テーブルウェアのトータルブランド。

左右に独特の大きな注ぎ口があり、右利きでも左利きでも使いやすい鉄フライパンがラインナップされています。

釜定(かまさだ)工房

釜定は、400年の歴史を持つ南部鉄器のつくり手の一つで、盛岡市紺屋町にある工房。

新しいのにどこか懐かしい、そんなモダンなデザインに加え、研究に裏付けられた品質の高い鉄フライパンがつくられています。

鉄フライパンのおすすめ20選

リバーライト 極JAPAN フライパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):16cm(390g)・18cm(431g)・20cm(558g)・22cm(649g)・24cm(830g)・26cm(948g)・28cm(1,300g)
  • 厚さ:1.6mm
  • 持ち手:木製
  • IH:対応
  • 焼き入れ:不要
  • 生産国:日本

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最初の焼き入れが不要で、初心者でも始めやすい人気の鉄製フライパン。

特殊熱処理を施した強い鉄で作られているため、錆びにくく、お手入れも簡単です。

持ち手も木製で熱くなりにくく、万一緩んだり、焦げてしまっても、交換用のハンドルが用意されているため、長く使えます。

とにかく扱いやすいので、鉄フライパンの扱いに心配な方は、リバーライトを選んでおけば間違いありません。

山田工業所 打ち出しフライパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):24cm(約1,000g)・26cm(約1,100g)・28cm(約1,200g)・30cm(1,350g)・33cm(約1,600g)
  • 厚さ:1.6mm・2.3mm・3.2mm
  • 持ち手:一体型
  • IH:対応(未対応もあり)
  • 焼き入れ:空焚き済みは不要
  • 生産国:日本

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鉄を一つ一つハンマーでたたいてつくられる打ち出し式のフライパン。

プレス式のフライパンに比べると油がなじみやすく、焦げ付きにくいのが特徴です。

初心者の方には空焚き済みでIH対応のものがおすすめ。そのほか、空焚きしていないもの、ガスコンロ専用のものなどもあり、厚さも3種類あるため、好みや料理に合わせて選べます。

これを使うと「さすが打ち出し!」とうなるはず。フライパンでこんなに料理の味が変わるのかと実感されると思いますよ。

柳宗理 鉄フライパン 【ファイバーライン加工】

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):18cm(約505g)、22cm(約800g)・25cm(約1,080g)
  • 厚さ:1.2mm
  • 持ち手:樹脂製
  • IH:対応
  • 焼き入れ:不要
  • 生産国:日本

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表面に繊維状の凸凹を浮き立たせてシリコン樹脂を塗装する「ファイバーライン加工」を施した、柳宗理キッチンデザインシリーズの鉄フライパン。

焼き込みが不要な上、素材がくっつきにくく焦げ付きにくいので、鉄フライパンが初めてという方でも安心して使えます。

左右に口があるユニバーサルデザインで、左利きの方にも使いやすい仕様なのも特徴の一つ。厚さも1.2mmと比較的薄く、重量も軽いので、女性にも扱いやすいフライパンです。

蓋付きタイプ、蓋なしタイプとありますが、蓋があると湯切りや蒸し焼き料理にとても便利です。

釜定 ワンハンドパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):15cm(900g)・21.5cm(1,600g)
  • 持ち手:一体型
  • IH:対応
  • 焼き入れ:要
  • 生産国:日本

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釜定工房三代目の宮伸穂さんがデザインした、見た目にも美しい南部鉄器のフライパンです。

純鋳物製で、使えば使うほど何とも言えない光沢が増し、おいしさも倍増。料理の腕も上がること請け合いです。

料理をつくったらそのまま食卓に出してもおしゃれ。アヒージョやオープンオムレツなんかを作ってもいいですね。

実用性と機能性、デザインともに優れた鉄フライパンです。

和平フレイズ 鉄フライパン 燕三

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):16cm(約390g)・18cm(約560g)・24cm(約990g)・26cm(約1,170g)
  • 厚さ:1.6mm
  • 持ち手:木製
  • IH:対応
  • 焼き入れ:要
  • 生産国:日本

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日本の老舗メーカー、和平フレイズの燕三の鉄フライパンは、少し深めな形をしているのが特徴。

食材がこぼれにくいため扱いやすく、揚げ物にも使いやすい設計です。

価格もリーズナブルでサイズも豊富なので、何種類かそろえて買ってもいいですね。

及源 南部鉄器 フライパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):15cm(1,100g)・20cm(1,700g)・24cm(2,500g)
  • 持ち手:一体型
  • IH:対応
  • 焼き入れ:要
  • 生産国:日本

[/box05]

肉厚でどっしりとしたデザインの南部鉄器、及源の鉄フライパン。

湿気の多い日本の気候に合わせて作られているため、錆びにくいのが特徴です。また蓄熱力が高いため、うっかり冷たい素材を入れてもこびりつきにくいという点もうれしいところです。

こちらも少し重量のあるフライパンなので振りにくいのがデメリット。振らずに調理できるIHでの使用がおすすめです。

極SONS COCOpanプレミア

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):24cm(614g)・26cm(725g)・28cm(1,007g)
  • 厚さ:3.2mm
  • 持ち手:一体型
  • IH:未対応
  • 焼き入れ:不要
  • 生産国:日本

[/box05]

日本の調理器具メーカー「COCO」と「リバーライト社」が共同で開発した極シリーズの鉄製フライパンです。

特殊な熱処理が施されているため、空焚き不要。厚さ3.2mmなのに軽量で、初心者でも料理を簡単にワンランクアップできる、扱いやすいフライパンです。

鉄フライパンには珍しい、取っ手が取れるタイプで、そのまま食卓に出せたり、コンパクトにしまえるのも、この製品のおすすめポイント。

オーブンにもそのまま入れられるので、料理の幅がぐんと広がりますよ♪

la base(ラバーゼ) 有元葉子の鉄フライパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):18cm(425g)・20cm(550g)・26cm(975g)
  • 持ち手:アルミ製
  • IH:対応
  • 焼き入れ:不要
  • 生産国:日本

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料理研究家、有元葉子さんが手掛けた台所用品ブランド、ラバーゼの鉄フライパンです。

表面にシリコン塗装を施しているので、焼き入れ不要。購入後は油ならしだけですぐに使えます。

女性がプロデュースしているだけあって、サイズや重さもちょうどよく、女性にも扱いやすいフライパンです。

持ち手の部分が短く、収納しやすいのですが、その分、料理をしていると熱くなることがあります。ミトンをつけるなど、注意して使ってくださいね。

岩鋳 ファミリーフライパン24cm

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):24cm(約1,500g)
  • 厚さ:4mm
  • 持ち手:一体型
  • IH:未対応
  • 焼き入れ:不要
  • 生産国:日本

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どんな素材もムラなくおいしく焼ける、厚さ4mmの肉厚な南部鉄器のフライパン。シンプルで飽きの来ないデザインです。

少し重みがあり、IH調理器には対応していないため、力がない方には少々使いづらいのが難点。

ただ、保温性が高く、ふっくらおいしく調理できるので、お好み焼きやパンケーキなど、置いたままできる料理にもってこいです。

FD STYLE 鉄フライパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):20cm(620g)・24cm(820g)・26cm(975g)・
  • 厚さ:1.6ml
  • 持ち手:竹製
  • IH:対応
  • 焼き入れ:不要
  • 生産国:日本

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プリンス工業のFD STYLE鉄フライパンは、酸化と窒化を施したオキシナイト加工をした、お手入れしやすい新潟の鉄のフライパン。

さらに鉄を軽量化するスピニング加工を採用しているため、26cmでも1kg以内という驚きの軽さです。

そのため、大きくて軽い鉄フライパンをお探しの方に、このフライパンは最適。量の多い炒め物も高火力で上手に仕上がります。

持ち手は竹製で水に強く、万一劣化しても交換OK。長く使える頼もしいフライパンです。

大人の鉄板 フライパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):26cm(2,800g)・
  • 厚さ:4.5mm
  • 持ち手:木製
  • IH:対応
  • 焼き入れ:不要
  • 生産国:日本

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スーパーの安いお肉も高級鉄板焼き店の味になると、テレビでも話題になったことのある鉄フライパン。

厚さ4.5mm、重さは3kg近くある、とにかく重くて「使いにくい」と評判のフライパンです。

ただし、使いにくいからこそ、食材のおいしさを最大限に引き出せるとのこと。自宅では味わえなかった料理が自分でできると、料理男子の注目を集めています。

一生モノのプロ級フライパンを手に入れたい方に使ってほしい逸品です。

ターク(Turk)クラシックフライパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):18cm(約900g)・20cm(約1,000g)・22cm(約1,200g)・24cm(約1,500g)・26cm(約1,700g)・28cm(約1,900g)・32cm(約2,900g)・36cm(約3,300g)
  • 厚さ:2.5mm
  • 持ち手:一体型
  • IH:対応
  • 焼き入れ:要
  • 生産国:ドイツ

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1枚の鉄板を打ち出して作られたドイツ製の鉄フライパンです。

一体型なので持ち手が取れることもなし。100年使えるフライパンと言われるほど強度が高く、丈夫なのが特徴です。

厚みもあり、どんな料理もおいしく仕上がりますが、少し重いので女性には使いづらいというのが欠点。

料理にこだわる男性におすすめです。

無印良品 鉄フライパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):22cm(830g)・26cm(1,100g)
  • 厚さ:1.6mm
  • 持ち手:鉄製
  • IH:対応
  • 焼き入れ:不要
  • 生産国:日本

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食材がこびりにつきにくいと評判の無印良品の鉄フライパン。

面倒な焼き入れは不要で、油ならしのみだけですぐに使える、お手軽なフライパンです。

油なじみも早いので、「鉄フライパンってこんなに楽なの?」と拍子抜けするはず。重さも軽めで、チャーハンや炒め物も楽につくれます。

鉄フライパンを初めて使うという方におすすめです。

デバイヤー 鉄フライパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):12cm(410g)・20cm(1,042g)・24cm(1,424g)・26cm(1,893g)・28cm(2,180g)
  • 厚さ:1.6mm
  • 持ち手:鉄製
  • IH:対応
  • 焼き入れ:不要
  • 生産国:フランス

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フランスの老舗調理器具メーカー、デバイヤーの高品質な鉄フライパン。世界中の一流シェフたちが愛用しているプロ仕様のフライパンです。

このフライパンは、使い込むとどんどん黒く輝いて、見た目にも美しくなるのが特徴。

少し重みがあるので炒め物には使いにくいですが、とても丈夫で高温料理に適しています。

タクミジャパン 匠 鉄製(マグマプレート)フライパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):20cm(約700g)・24cm(約1,000g)・26cm(約1,200g)
  • 厚さ:1.6mm
  • 持ち手:アルミ&樹脂製
  • IH:対応
  • 焼き入れ:不要
  • 生産国:日本

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新潟にある日本洋食器株式会社がつくった鉄のフライパン。独自で開発したマグマプレートを採用した、こびりつきにくいフライパンです。

マグマプレートは、一般的な鉄フライパンに使われているブルーテンパ材よりも素材に素早く熱が入り、鉄分も多く摂取できると言われています。

油ならしは必要ですが、長時間かける焼き入れは不要。ほどよい重さで使いやすく、扱いやすいフライパンです。

スイト 匠の技 鉄フライパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):20cm(約650g)・24cm(約900g)・26cm(約1,070g)・28cm(約1,160g)
  • 厚さ:1.4~1.6mm
  • 持ち手:鉄製
  • IH:対応
  • 焼き入れ:不要
  • 生産国:日本

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藤田金属のスイトブランドの鉄製フライパン。最初の空焚きが不要で、油ならしだけで使えるお手頃価格のフライパンです。

持ち手にカーブがあり、手になじんで握りやすく、重量も軽いので炒め物にも最適。樹脂製で熱くなりにくく、アップハンドルタイプで蓋がしやすいのが特徴です。

より炒め物がしやすい深型タイプもあります。

ビタクラフト スーパー鉄フライパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):20cm(約660g)・24cm(約865g)・26cm(約963g)・28cm(約1,133g)
  • 厚さ:1.6mm
  • 持ち手:ステンレス製
  • IH:対応
  • 焼き入れ:不要
  • 生産国:日本

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職人の手によって一つ一つ丁寧につくられている鉄フライパン。

ビタクラフト独自の特殊な熱処理法、「窒化4層加工」が施されているため、錆びにくく、こびりつきにくいのが特徴です。また、焼き色もきれいで、料理の見た目もがらっと変わります。

ステンレス製のハンドルは熱くなりにくく持ちやすいだけでなく、見た目にもシンプルでおしゃれ。毎日使うのが楽しみになるフライパンです。

錦見鋳造 魔法のフライパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):24cm(約850g)・26cm(約980g)・28cm(約1,150g)
  • 厚さ:1.5mm
  • 持ち手:一体型
  • IH:対応
  • 焼き入れ:不要
  • 生産国:日本

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テレビでも紹介され、爆発的に売れ続けている人気の鉄フライパン。10年もの歳月をかけて開発された話題のフライパンです。

魔法をかけたように料理がおいしくなると言われる秘密は、その抜群の熱効率。すぐに高温に達して、さらに温度が下がりにくいため、素材の旨みを逃さず、おいしさを引き立たせます。

重量も軽く、女性にも扱いやすいフライパンですが、とにかく人気でなかなか手に入らず、幻のフライパンと化しているのがデメリット。

現在では、注文してから納品されるまで何と3年10カ月以上かかると言われています。

杉山金属 匠味 鉄製フライパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):23cm(約621g)・26cm(約767g)
  • 厚さ:1.2mm
  • 持ち手:木製
  • IH:対応
  • 焼き入れ:要
  • 生産国:日本

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とにかく軽い鉄フライパンが欲しいという方におすすめなのがこのフライパン。厚み1.2mmで、テフロンのフライパンよりも軽く感じるほど持ちやすいので、料理はもとより、使用後の洗浄も手早くパパッとできて、とても楽です。

しかも、硬く丈夫にできているので、金属製のお玉やトングでガシガシやっても大丈夫。思いっきり料理を楽しめます。

焼き入れは必要ですが、この価格でこの使いやすさ。品質も高く、満足度の高い鉄フライパンです。

パール金属 鉄職人 鉄製フライパン

[box05 title=”特徴”]

  • サイズ(重さ):18cm(約520g)・20cm(約600g)・22cm(約760g)・24cm(約840g)・26cm(約950g)・28cm(約1,000g)
  • 持ち手:鉄製
  • IH:対応
  • 焼き入れ:要
  • 生産国:日本

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ホームセンターでもよく目にする、キッチン用品でおなじみのパール金属の鉄フライパン。今までご紹介してきた鉄フライパンの中でも価格が最も安く、購入しやすいフライパンです。

ただ、錆止めにアクリル樹脂塗装をしているため、カセットコンロなど、直火による焼き入れが必要。

価格も手頃でサイズも豊富なので、料理に合わせてそろえたいという方にもおすすめです。

鉄フライパンのお手入れ法と使い方

初めて使うときは焼き入れと油ならしを

一般的に、新品の鉄フライパンは錆止めの塗装がされているため、初めて使うときはこの塗装を取るために空焼きする、「焼き入れ」という作業を行う必要があります。

基本的な焼き入れのやり方

  1. フライパンを洗剤で洗ってゴミやほこりを取り除き、すすいだらキッチンペーパーで水気を拭き取る。
  2. フライパンを温める。最初は中火にかけ、温まったら強火に。
  3. 煙が出始めるが、そのまま焼き続ける。
  4. 真ん中から灰色に変色。全体が同じ色になるよう焼き続ける。
  5. 外側、側面も焼いたら、冷めるまで放置。(※水をかけないこと)
  6. 冷めたら、もう一度洗剤でよく洗い、火にかけてよく乾かす。

乾いたら、次は「油ならし」を。フライパンに油を入れて、キッチンペーパーで広げ、中火で加熱していきます。

煙が出てきたら、また油を追加してキッチンペーパーで広げ、同様に加熱。この作業を7、8回繰り返すことで、フライパンに油の被膜ができ、焦げ付きにくく、錆びにくいフライパンに仕上がります。

ただし、商品やメーカーによってこの作業の手順が異なる場合がありますので、購入後は必ず確認してから行ってください。

また、IH調理器で焼き入れ作業ができないというときは、カセットコンロでもOK。カセットコンロも使えないというときは、焼き入れ処理済みの鉄フライパンを選びましょう。

油がなじむまでは調理前に油返しを

使い始めの鉄フライパンは、油がよくなじんでいないため、食材がこびりつくことがあります。そのため、しばらくは調理前に「油返し」を行いましょう。

熱したフライパンにたっぷりの油を入れ、さらに加熱。油煙が出てきた火を止めて、油をオイルポットに戻します。これが油返しです。

フライパンに油がなじみ食材がこびりつかなくなるまで続けましょう。

調理温度を意識して、こびりつきと焦げ付きを防ぐ

蛋白質と金属が結合する温度は80度。そして、蛋白質が変性して焦げ付き始める温度が200度と言われています。

そのため、まずフライパンを熱して200度(煙が出る程度)まで上げてから、一旦火力を落として油を入れてから調理を始めます。

その後は、80度に温度が低下しないよう火加減を調節することで、食材のこびりつきと焦げ付きを防ぐことができます。

冷たい食材は常温に戻してから入れ、調理温度を120~180度に保つようにしましょう。

調理後は洗剤を使わずお湯で洗う

調理が終わったら、鉄フライパンが熱いうちにササラやたわしを使ってお湯で洗います。このとき、水をかけると変形することがあるので注意。

また、せっかくなじんだ油を落とさないよう、洗剤は使わないようにしましょう。

落ちないこびりつきや汚れには金だわしを。コーティングされているテフロンのフライパンと違って、鉄フライパンは思い切りゴシゴシやってもOKです。

裏側も忘れずにきれいにしましょう。

洗い終わった後は、火にかけて水気を飛ばし、乾かしたら完了。普通は油を薄く塗ると言われていますが、油がなじんでいたらそのまましまっても問題ありません。

鉄フライパンを洗浄した後は、錆び付きを防ぐためにも、流しの下など湿気の多い場所は避け、風通しのよいところで保管を。

長期間使わないときは、新聞紙にくるんでしまってくださいね。

落ちない焦げや錆を落とすときはお湯を入れて火にかける

普通の洗い方ではどうしても落ちない焦げやこびりつき、放置して付いた錆を落とすときは、鉄フライパンにお湯を入れ、火にかけてふやかしてから、金だわしやへらでこそぎ落とします。

このとき、クレンザーや重曹等を使ってもOK。ただし、油膜が落ちてしまうので、保管する前に薄く油を塗り、次に調理するときには「油ならし」を再度行うようにしましょう。

こうすることで、鉄フライパンが断然長持ちしますよ。

鉄フライパンでおいしさアップ!おすすめ料理

ホットケーキ

熱伝導率が高く、一定の温度をキープすることができる鉄フライパンでホットケーキを焼くと、外はサクッ、中はふんわり、口当たりもよく見栄えのいいホットケーキが出来上がります。

上手に焼くコツは、通常どおり油から煙が出るまでフライパンを温めたら、濡れ布巾の上にジュッと置いて温度を下げ、油をごく薄く塗ってから生地を広げること。火加減は弱火でゆっくり焼き上げましょう。

ホットケーキには、少し厚めで小さめの鉄フライパンが最適。蓄熱性の高いスキレットや鋳物製のフライパンもおすすめです。

ステーキ

ムラなく食材に熱を与えることができる鉄フライパンはステーキにも最適。スーパーで買ってきた安いステーキ肉も驚くほどの旨さに仕上がります。

上手に焼き上げるには、まず焼く前にお肉を常温に戻しておくこと。初めは片面を強火で焼いて色づけしたら、ひっくり返して弱火にし、好みの焼き加減まで焼いていきます。

ステーキには、なるべく厚みのある鉄フライパンがベスト。ステーキをおいしく焼くなら、2.3mm以上の厚さのものを選びましょう。

餃子

テフロンのフライパンではなかなかうまく焼けない餃子も、鉄フライパンなら外はカリッとして中はジューシーな羽根付き餃子がつくれます。

まずは鉄フライパンをしっかり予熱してガンガンに熱くしておくことが肝。

油返しをしてから餃子を並べ、中火で焼き目をつけたら、お湯を投入し、蓋をして蒸し焼きします。

水分がなくなってきたらゴマ油を回しかけて完了。香ばしく、パリパリでおいしい餃子が出来上がります。

鉄フライパンで餃子を焼くとくっつくのは、水を入れて温度が下がることが原因です。必ずお湯で蒸し上げてくださいね。

まとめ

扱いが難しいと敬遠されがちな鉄フライパンですが、使ってみると意外と簡単で、いつもの料理が何倍にも美味しくなります。

使えば使うほど油がなじみ、扱いやすくなっていくのもうれしいところ。

自分だけのマイ鉄フライパンを育て、いろんな料理にチャレンジしていきましょう!

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