JICCの信用情報開示とは?申込方法・申込情報の保有期間・CICとの違い【2026年】

手数料・登録期間・手続きは、JICC・CIC・全国銀行個人信用情報センターの公式サイトで2026年9月に確認した内容です(手数料は税込)。申し込む前に公式サイトで最新の案内を確かめてください。
JICC(日本信用情報機構)の信用情報開示とは、JICCに登録されている自分の信用情報を本人が取り寄せて確かめる手続きです。ローンやクレジットの契約内容、返済状況(延滞の有無)、申込みの記録を確認できます。一方で、審査に落ちた理由そのものは開示しても分かりません。
申込みはスマホアプリなら手数料700円で、マイナンバーカードで本人確認し、結果は1〜3日程度でアプリに届きます。郵送は2,177円です(どちらも2026年9月時点)。
登録期間は、申込情報が照会日から6か月以内、契約内容・返済状況が2019年10月1日以降の契約なら契約継続中および契約終了後5年以内です。
JICCの信用情報開示で分かること・分からないこと
JICCの開示で分かるのは、JICCの加盟会員(消費者金融会社・クレジット会社・銀行などの金融機関)から登録された、自分のローンやクレジットの記録です。開示結果には次の情報が載ります。
- 本人特定情報
- 契約内容
- 返済状況(延滞を含む)
- 取引事実(債務整理・保証履行・強制解約など)
- 申込情報(加盟会員が審査で照会した記録)
分からないのは、審査に落ちた理由です。JICCは審査をしておらず、審査は加盟会員が信用情報を参考に自社の基準で総合的に判断します。断られた理由を知りたいときの問い合わせ先は申し込んだ会社ですが、具体的な審査理由を教えてもらえるとは限りません。また、JICCの開示結果にはCICや全国銀行個人信用情報センター(KSC)の登録内容は含まれず、登録期間が過ぎた情報も確認できません。

開示を申し込んだことが、加盟会員の会社に知られることはないよ。気になったら気軽に確かめよう。
JICCとCIC・KSCの違い|どこで開示する?
信用情報機関は、JICC・CIC・KSCの3つです。まず借入先の業態から候補を絞り、契約時の書面(個人情報の取扱いに関する同意条項など)やJICCの加盟会員検索で登録先を確かめると、必要な機関だけに申し込めて手数料のむだを防げます。
| 機関 | 主な加盟会員 | スマホ・ネット開示 | 郵送開示 |
|---|---|---|---|
| JICC | 消費者金融会社、クレジット会社、銀行などの金融機関 | 700円(アプリで1〜3日程度) | 2,177円(速達は2,511円) |
| CIC | クレジットカード会社、信販会社など | 500円(画面上で即時) | 1,650円(コンビニの開示利用券)、または1,500円+発行手数料(定額小為替) |
| KSC | 銀行、信用金庫、農協などの金融機関 | 800円(最短3〜5営業日ほど) | 2,403円(発券手数料込み) |
2026年9月時点・税込。参照元:JICC、CIC、全国銀行協会
3機関は延滞などの情報を互いに交流していますが、本人開示で他の機関の登録内容までまとめて見られるわけではありません。消費者金融とクレジットカードを使っているならJICCとCIC、銀行のローンがあるならKSCも、というように必要な機関へそれぞれ申し込みます。CICの申込手順はCIC開示のやり方で解説しています。
任意整理の記録はJICCとCICで扱いが違う
JICCでは、債務整理は「取引事実」の登録項目の一つです。一方CICには、弁護士・司法書士に債務整理を依頼した事実をコメントとして登録する項目がありません。
ただし、コメントがない=信用情報に影響がない、ではありません。CICでも、返済日から61日以上または3か月以上の支払い遅れ(延滞)、保証履行、破産は「異動」として登録され、契約期間中および契約終了後5年以内保有されます。支払いが遅れていれば、その記録は返済状況として残ります。
JICCの開示方法と料金・必要なもの
本人の開示はスマホアプリか郵送で申し込めます。早くて安いのはスマホ申込です(料金は2026年9月時点・税込)。
スマホ申込(700円)の手順
- JICCの公式アプリをダウンロードする(iPhone・Android)
- マイナンバーカードを読み取って本人認証する
- 氏名・生年月日などを入力する
- 手数料700円を支払う(クレジットカード、携帯キャリア決済。iPhoneはクレジットカードのみ)
- ダウンロード可能の通知が届いたら、アプリで開示結果を受け取る(1〜3日程度。土日祝日・年末年始を除く)
- 結果を開くときは、本人認証の前に登録したメールアドレスに届いた確認パスワードを入力する
つまずきやすいのは次の3点です。
- 暗証番号とパスワードは別物:本人認証ではマイナンバーカードの「署名用電子証明書の暗証番号(6〜16文字の英大文字・数字)」が必要で、結果を開くときの確認パスワードとは異なります。
- ダウンロードは30日以内:開示結果は、通知から30日以内に受け取ります。
- 以前の連絡先も入力:以前の住所や電話番号で契約した借入があるときは、その郵便番号・電話番号も入力しておくと照合漏れを防げます。
郵送申込(2,177円)
コンビニで「郵送開示利用券」(2,177円、速達は2,511円)を購入し、Webのフォームで作った開示申込書、本人確認書類2点(A群の原本から1点、B群から1点)と一緒に送ります。書類の組み合わせと送付先は、JICC公式サイトの「本人による開示申し込み(郵送)」で確かめてください。結果は書類の到着から7〜10日で、本人限定受取郵便で届きます。代理人による申込みは郵送のみです。
JICCに登録される情報と保有期間
登録される情報の一覧
| 登録情報 | 主な登録内容 |
|---|---|
| 本人特定情報 | 氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先、勤務先電話番号、運転免許証等の記号番号等 |
| 契約内容 | 登録会員名、契約の種類、契約日、貸付日、契約金額、貸付金額、保証額等 |
| 返済状況 | 入金日、入金予定日、残高金額、完済日、延滞等 |
| 取引事実 | 債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡等 |
| 申込情報 | 加盟会員が申込みの審査で照会した記録 |
契約日別の登録期間
契約内容・返済状況・取引事実の登録期間は、契約日が2019年9月30日以前か、10月1日以降かで変わります。
| 登録情報 | 2019年9月30日以前の契約 | 2019年10月1日以降の契約 |
|---|---|---|
| 本人特定情報 | 契約内容に関する情報等が登録されている期間 | 契約内容に関する情報等が登録されている期間 |
| 契約内容 | 契約継続中および完済日から5年を超えない期間 | 契約継続中および契約終了後5年以内 |
| 返済状況 | 契約継続中および完済日から5年を超えない期間(延滞情報は延滞継続中、延滞解消の事実は発生日から1年を超えない期間) | 契約継続中および契約終了後5年以内 |
| 取引事実 | 発生日から5年を超えない期間(債権譲渡は発生日から1年を超えない期間) | 契約継続中および契約終了後5年以内(債権譲渡は発生日から1年以内) |
2019年10月1日以降に契約したカードローンなどの包括契約には、契約内容・返済状況の登録期間に例外があります。次のどちらかに当たる場合は、契約終了後5年を経過したものとして扱われます。
- 残高0円になる入金をしたあと、解約せずに残高0円のまま5年たった場合(延滞解消または取引事実に関する情報が付いている場合を除く)
- 契約後、一度も残高が発生しないまま5年たった場合
申込情報の保有期間は照会日から6か月以内
ローンやクレジットに申し込むと、加盟会員が審査のためにJICCへ照会した記録が申込情報として残り、保有期間は照会日から6か月以内です。審査に通らなかった場合も記録は残ります。
短い期間に申込みが重なると記録も重なりますが、それをどう評価するかは各社の審査基準しだいで、JICCも照会記録が審査にどの程度影響するかは分からないとしています。申込みは必要な分に絞るのが無難です。
開示結果の見方と確認するポイント
開示結果を受け取ったら、次の順番で見ると要点をつかみやすくなります。各欄の詳しい説明は、JICC公式サイトの「開示結果の見方」にある項目説明書で確かめられます。
- 本人特定情報:氏名・生年月日・住所・電話番号が自分のものか。加盟会員から報告された内容なので、以前の住所や勤務先が載っていることもあります。
- 契約内容:登録会員名と契約の種類に、覚えのない契約がないか。
- 返済状況:残高や完済日が実際と合っているか、延滞が付いていないか。
- 取引事実:債務整理・保証履行・強制解約などが載っていないか。
- 申込情報(照会記録):直近6か月の照会が、自分の申し込んだ会社と一致しているか。
情報がない・内容が違うときの対応
載っているはずの情報がないとき
情報がない=問題がない、とすぐには決められません。JICCの公式FAQは、申込内容と登録情報の違い、登録期間の経過、登録先の違いなど複数の理由を挙げています。次の順に確かめます。
- 入力内容:申込時に入力した住所・電話番号が、契約当時のものと合っているか。以前の住所や電話番号で借りていた場合、それが入力されていないと本人の情報として開示できないことがあります。
- 登録先と登録期間:借入先がJICCの加盟会員か(CICやKSCだけに登録している会社もあります)、1年以上前にJICC非加盟の会社へ債権が譲渡されていないか。登録期間は契約日と情報の種類によって異なるため、上の「契約日別の登録期間」の表で確認してください。
- 問い合わせ:原因が分からなければ、JICCや契約先の会社に問い合わせる。
- 再申込:入力漏れが分かった場合は、「以前の住所の郵便番号」「以前の電話番号」欄に入力して申し込み直すことを検討する。
なお、登録が0件でも、各社は自社の基準で総合的に審査するため、審査に通るとは限りません。
内容が事実と違うとき
JICCは登録内容を直接訂正しません。まず登録元の加盟会員に連絡して調査を依頼し、事実と違えば加盟会員が訂正します。加盟会員に問い合わせても解決せず、誤登録の可能性が高い場合は、開示日から2か月以内ならJICCを通じて登録元への調査を依頼できます(JICC公式FAQ)。
よくある質問
- 信用情報開示はどこでできますか?
- 借入先が加盟している信用情報機関へ、それぞれ申し込みます。消費者金融はJICC、クレジットカード・信販はCIC、銀行や信用金庫のローンはKSCが主な候補です。登録先は契約時の書面の同意条項などで確かめられます。1つの機関の開示で、他の機関の登録内容まで見ることはできません。
- JICCの開示の手数料と、結果が届くまでの日数は?
- 2026年9月時点で、スマホ申込は700円で、結果はアプリからダウンロードします(1〜3日程度。土日祝・年末年始を除く。通知から30日以内)。郵送申込は2,177円(速達は2,511円)で、書類の到着から7〜10日で本人限定受取郵便で届きます。
- JICCの申込情報の保有期間は?
- 加盟会員が照会した日から6か月以内です。審査に落ちた場合も申込みの記録は残ります。
- 延滞の記録はいつまで残りますか?
- 2019年10月1日以降の契約なら、延滞を含む返済状況は契約継続中および契約終了後5年以内に登録されます。2019年9月30日以前の契約は扱いが異なるため、上の「契約日別の登録期間」の表で確かめてください。
- 本人以外でも信用情報開示を申し込めますか?
- 本人から委任を受けた任意代理人、法定代理人、法定相続人などが申し込めます。任意代理人の申込みは郵送のみで、本人が直筆で記入し実印を押した委任状や、本人の印鑑登録証明書などが必要です。
まとめ
JICCの信用情報開示は、スマホなら700円・1〜3日程度で、自分の契約内容・返済状況・申込情報を確かめられる手続きです(2026年9月時点)。
- 開示で分かるのは登録内容であり、審査に落ちた理由そのものではない
- 申込情報は照会日から6か月以内、契約・返済の情報は2019年10月1日以降の契約なら契約継続中および契約終了後5年以内
- 消費者金融はJICC、クレジットカードはCIC、銀行ローンはKSCが主な候補。必要な機関へそれぞれ申し込む
- 情報がないときは入力内容・登録先・登録期間を確かめ、内容が違うときは登録元の会社へ連絡する
気になる記録があるときほど、まず開示で事実を確かめると、次に何をすればいいかがはっきりします。


