乾燥しやすい季節に欠かせない加湿器は、風邪対策はもちろん、乾燥肌対策にも使えるので、女性なら必須のアイテムですよね。
加湿器には色々なタイプ、機能があり、アロマ機能や空気清浄機能など、加湿機能以外の便利機能を持った加湿器が増えています。
すでに加湿器を持っている方も、最新機能を備えた加湿器や、自分の部屋に合わせた加湿器に買い換えてみませんか?
今回は、加湿器の選び方から人気おすすめのアイテムご紹介します。
加湿器の選び方
加湿器を選ぶ前に必ず確認しておく事が二つあります。それは、加湿器を利用する部屋の広さと使用目的です。
加湿器には複数の加湿方式があり方式によって使用目的の用途が異なります。
まずは、加湿方式について詳しく解説します。
①加湿器のタイプをチェック
加湿器は加湿方式によって色々な種類があります。
それぞれ違うメリットがあるので、自分にとってどのタイプが便利なのか見極めましょう。
- スチーム式
- 気化式
- 超音波式
- ハイブリッド式
上記の4つについて詳しく解説します。
衛生的な「スチーム式」
スチーム式の加湿器は、備え付けられているタンクに水を入れ、水が加熱されて出た蒸気で加湿します。
温かい蒸気が出て湿度のキープ力が高く、乾燥しやすい秋冬に便利です。
また、水が加熱殺菌される効果があるので、衛生面でも優れています。
消費電力が比較的高いことと、吹き出し口が熱くなるので小さいお子様がいるご家庭で使う場合は、火傷に注意しなければいけないことがデメリットですね。
小さなお子様やペットがいるご家庭で使うなら、チャイルドロック機能や転倒防止機能がついているものを選びましょう。
消費電力が抑えられる「気化式」
気化式の加湿器は、専用のフィルターに水を吸わせ、ファンが水を気化させて空気中に送り出して加湿します。
加熱不要なのでスチーム式より電力が節約できますが、そのぶん加湿能力が劣るのが欠点です。
フィルターの掃除や交換が必要なタイプから、掃除に手間がかからないものなど、お手入れの手間が異なるものが多いので、こまめにお手入れできるかできないかで選ぶと良いでしょう。
睡眠を邪魔しない静かさが魅力の「超音波式」
超音波の細かい振動で水を水蒸気に変えて加湿します。
他の加湿器と違って音が静かで、寝ている間も加湿器の音で眠れなくなることもありません。
音に敏感な方におすすめですね。
消費電力も安く、本体価格もリーズナブルですが、殺菌効果がないので水を入れっぱなしにすると雑菌が繁殖しやすく、空気中に雑菌が放たれることがあります。
こまめにお手入れをする必要があるので、お手入れが面倒という人には不向きかもしれません。
他の加湿タイプの欠点をカバーする「ハイブリッド式」
ハイブリッド式の加湿器は、スチーム式や気化式、超音波式などの加湿器が持つ欠点をカバーするタイプで、最もクオリティの高い加湿器です。
本体価格は高いですが、機能性と利便性に優れており、加湿以外の機能もついています。
消費電力が安い省エネタイプもあるので、本体価格は高めでもランニングコストがかかりにくいというメリットもあります。
②加湿器を置く場所に合うサイズを選ぶ
加湿器をどの場所で、どんなシーンで使いたいのかイメージすると、より好みの加湿器が選びやすくなりますよ。
加湿器の本体デザインには、二つの種類があります。
- 据え置き型
- 卓上型
上記の2つの特徴をご紹介します。
広い部屋で使うなら「据え置き型」
据え置き型は加湿範囲が広く、リビングやオフィスなど、広い部屋も隅々まで加湿できておすすめです。
加湿性能も最も高く、水を入れるタンクの容量も大きいので、何回も給水する手間がかかりません。
ただし、本体価格は高め、本体サイズも大きいので、一人暮らしで部屋が広くない場合は他の型の方がお得です。
自宅にいるとき部屋を移動することが多いなら「卓上型」
リビングで過ごすことがあれば、寝室で過ごすともある、と自宅で自由な時間が過ごす部屋が日によって違う、という場合は移動がしやすいコンパクトな卓上型がおすすめです。
持ち運びしやすいサイズのものが多いので、「今日はリビングで過ごすからリビングに」「寝室でダラダラしたいから寝室に置こう」と、場所を移動しやすいですよ。
加湿性能は狭い部屋向きで、広い部屋では加湿しにくいというデメリットがあります。
広い部屋で使う場合は、2、3個設置した方が良いでしょう。
おしゃれなデザインのものが多いので、インテリアを邪魔しないのも魅力の一つです。
③タンクの大きさから給水ペースをイメージする
加湿器に欠かせない給水タンクですが、こまめに水を変えるのが面倒、または使用時間が長いなら大きめのタンク、新鮮な空気重視ならこまめに水を変える小さめのタンクがおすすめです。
ただし、大きければ大きいほど本体も大きくなって給水しにくくなりますし、小さければ給水回数が増えて手間がかかります。
どちらもメリットがあればデメリットもあるので、自分が我慢できるデメリットを持つ方を選ぶと良いでしょう。
また、タンクの大きさに関わらず、タンクは丸洗いできるタイプを選ぶと便利ですよ。
④サブ機能の便利さもチェック!
加湿器の中には、加湿以外の機能をつけているものがあります。
特にあると便利な機能をまとめてみましたので、サブ機能も合わせてチェックしてみてください!
- 衛生機能(カビ対策、除菌・殺菌機能)
- タイマー機能
- アロマ機能
特に便利なのが、衛生機能です。
こまめにお手入れできれば良いのですが、忙しくて中々お手入れができないときもありますよね。
そんな時でも防カビ対策や除菌・殺菌機能のある加湿器なら、こまめにお手入れできなくても衛生的に加湿器を使えます。
また、加湿器の電源の消し忘れ対策に便利なタイマー機能や、加湿と一緒にアロマの香りを発生させるアロマ機能にも注目してみてください。
ちなみに筆者はアロマ機能がついている加湿器を使っていますが、寝る前に使うとアロマの効果でリラックスしてぐっすり眠れるようになりました!
当サイトおすすめの加湿器
コロナ ハイブリッド式加湿器 UF-H5018R
・型:据え置き型
・適用畳数:8.5畳(和室)14畳(洋室)
・タンク容量:4リットル
・サブ機能:エコモード搭載、チャイルドロック、除菌、自動運転
ママの声から生まれた、というお子様がいるご家庭向きのハイブリッド式加湿器です。
スチーム式なのに蒸気が出ないので本体が熱くならず、さらにチャイルドロック機能がついているので、お子様がいても安心して使えます。
静音モードを使えば音も静か、銅イオンやマルチクリーンフィルターの効果で除菌もできるので、衛生面も安心です。
フィルターは8シーズン交換不要で長く使えるので、お手入れも手間がかかりません。
シャープ プラズマクラスター加湿器 HV-R55-W
・型:据え置き型
・適用畳数:9畳(和室)15畳(洋室)
・タンク容量:4リットル
・サブ機能:プラズマクラスター、エコモード、温度・湿度Wセンサー、チャイルドロック
シャープのハイブリッド式加湿器は、独自機能のプラズマクラスターがついたハイクオリティな加湿器になっています。
プラズマクラスターは、空気清浄効果や消臭、静電気除去効果があり、クリーンな空気環境を作り出してくれます。
細かいパーツは取り外し可能なので、丸洗いができて本体のお手入れも楽チンです。
「温度・湿度Wセンサー」機能では、室温に合わせて湿度が自動で調整され、いつでも快適な空気環境で過ごせます。
シロカ 超音波式加湿器 SD-C113
・型:据え置き型
・適用畳数:6畳(和室)10畳(洋室)
・タンク容量:5リットル
・サブ機能:吹き出し口360度調整可能
シロカの超音波式加湿器は、最大12時間連続加湿ができ、タンク容量も5リットルと大容量です。
吹き出し口が360度調整できるので、加湿ポイントを変えたいときは本体を動かす手間が省けます。
超音波式で給水の手間もかからないので、ズボラさんにおすすめですよ!
アイリスオーヤマ 加熱式加湿器 UHM-280S-W
・型:卓上型
・適用畳数:4畳(和室)7畳(洋室)
・タンク容量:1.9リットル
・サブ機能:アロマ機能
手頃な価格なのにアロマ機能がついたアイリスオーヤマの加湿器です。
アロマトレーに精油を垂らせば、アロマの香りが部屋中に漂い、リラックスできます。
タンク容量は少なめですが、持ち運びしやすいので卓上用、据え置き用どちらにも使えます。
一人暮らしのアパートや寝室用におすすめです。
パナソニック 気化式加湿器 FE-KXU05
・型:据え置き型
・適用畳数:8.5畳(和室)14畳(洋室)
・タンク容量:4.2リットル
・サブ機能:ナノイー、LED表示、オフタイマー、省エネ設計、自動運転、除菌、DCモーター、チャイルドロック
パナソニックの気化式加湿器は、独自技術「ナノイー」の効果で花粉やカビ、ウィルス、ニオイ物質、PM2.5など取り除いて空気を整えます。
水タンクの容量が大きく、最大加湿量も多いので、広いリビングやオフィス用の加湿器にぴったりです。
気化式の加湿器は、加湿に時間がかかりやすいのですが、こちらの加湿器は素早く加湿でき、さらに6時間連続加湿できます。
タンクが大きいのでお手入れが大変そうですが、タンクは手首が入る口が広いタイプで、フィルターは10年交換不要なので意外と楽チンです。
また、DCモーターが搭載されているので、消費電力も多くかかりません。
デザイン重視の人向け!かわいい、おしゃれな加湿器おすすめ
Dyson Purifier Humidify+Cool™ 加湿空気清浄機 HP03WS
・型:卓上型
・適用畳数:6畳(和室)8畳(洋室)
・タンク容量:5リットル
・サブ機能:バクテリア除菌機能、扇風機、空気清浄、サーキュレーター、タイマー機能
ダイソンの超音波式加湿器は、扇風機やサーキュレーター、空気清浄機としても使える万能機器です。
スポンジやフィルターは使わず、殺菌能力の高い独自のライトでボディ内部を照射し、バクテリアを99%以上除去し、衛生面にこだわった作りになっています。
最大18時間の連続加湿可能、サイズがコンパクトで音も静か、どのシーンでも使いやすいのも魅力です。
夏は扇風機として、秋冬は加湿器、と季節によって使い分ければ1年中使えます。
近未来的なスタイリッシュなデザインで、都会的なインテリアにこだわりのある方でも使いやすいですね。
モダンデコ PRESSE
・型:卓上型
・適用畳数:10畳(和室)17畳(洋室)
・タンク容量:6.5リットル
・サブ機能:アロマ機能
選べるカラーが豊富、シンプルで未来感のあるおしゃれな超音波加湿器です。12パターンの加湿量切り替えと自動加湿温度調節で自動で加湿を調整つしてくれる優れものです。
アロマオイルが使えるので、アロマの香りを楽しみながらリラックスタイムを演出してくれます。
おしゃれなデザインとアロマ機能付きのスペシャル仕様なので、お友達や恋人へのギフトとしてもおすすめです。
山善 スチームファン式加湿器 KSF-GB40
・型:卓上型
・適用畳数:8.5畳(和室)14畳(洋室)
・タンク容量:4.0リットル
・サブ機能:3WAY給水、360度回転ノズル、マグネットプラグイン、切タイマー、3段階切替オートモード
可愛らしいデザインですが、スチーム式の本格的な加湿器です。
めんどうな給水も直接蓋を開ける事なく給水ができのでめんどくさがりの方でも使いこなせると思います。給水方法は3つ「蓋をしたまま給水」「蓋をあけて給水」「タンクを取り出して給水」の3つです。
タンクが本体から外れるのでおそうじも楽々行う事が出来ます。
吹き出し口が360度動いて加湿ポイントが自由自在に変えられるなど、機能が充実しています。
加湿量も3段階準備されており自動運転も可能であなたの好みに合わせて細かく加湿量を調整できます。
マグネットプラグをが採用されていて本体の転倒防止にも役立ちます。
カドーSTEM630i
・型:据え置き型
・適用畳数:10畳(和室)17畳(洋室)
・タンク容量:2.3リットル
・サブ機能:アロマ機能、オンオフタイマー
個性的なデザインが印象的な超音波式加湿器です。
水槽内には抗菌プレートを搭載、細菌の繁殖を防ぐので、いつでもクリーンな状態で加湿します。
噴き出し口が高いので、マイクロミストが天井近くまで舞い上がることで「加湿しながら除菌する」という従来の超音波式を凌駕する機能を備えています。
STEM 630iは、Wi-Fi経由で「cado sync アプリ」をインストールしたスマート フォンと連携し、 外出先から空気の状態確認やリモート操作を可能とします。
スリープモード時は音が静かでライトの光も自動で抑えられるので、睡眠を妨げません。
心にも潤いを届ける「デザイン」がこの加湿器の最大の魅力です。
ダイキンストリーマ加湿空気清浄機 MCK55Z
・型:据え置き型
・適用畳数:25畳
・タンク容量:2.7リットル
・サブ機能:ストリーマ照射、静電HEPAフィルター、脱臭フィルター、アクティブプラズマイオン発生ユニット、各種センサー
加湿と空気清浄機が一台になった、加湿空気清浄機です。
インフルエンザウィルスまで除菌する「ストリーマ照射」や、微細なほこりをキャッチするフィルター、ニオイやほこり、温度、湿度まで感知するセンサーなど多くの機能を搭載しています。
部屋の埃っぽさが気になる、風邪を引きやすいという方におすすめです。
加湿器のメンテナンス方法
加湿器のメンテナンスには以下のようなステップが必要です。
- 定期的に加湿器をクリーンする
加湿器に蓄積された灰やカビなどを除去する。 - 水タンクを清掃する
水タンク内部に蓄積された汚れやカビを除去する。 - フィルターを交換する
フィルターが汚れている場合は、新しいフィルターに交換する。 - 電源プラグをクリーンする
プラグに蓄積された灰やほこりを除去する。
これらのステップを実行することで、加湿器が正常に動作し、快適な環境を提供することができます。
また、自分が利用している加湿器のメーカーの説明書も参考にしてください。
加湿器と空気清浄機の違い
加湿器と空気清浄機は、異なる目的の製品です。最近、加湿機能付きの空気清浄機が人気があり同じものして認識している方もいるかもしれません。
加湿器は、空気の湿度を上げることを目的としています。乾燥した空気が引き起こす健康上の問題や家具の乾燥などを防ぐために使用されます。
空気清浄機は、空気中の汚染物質を除去することを目的としています。空気中の汚染物質やアレルゲンが引き起こす健康上の問題を防ぐために使用されます。
加湿器と空気清浄機は、異なる目的を持つ製品なので、必要に応じて使い分けることができます。
加湿器がもたらす健康メリット
加湿器は、乾燥した空気を改善することで健康にメリットがあります。
- 乾燥した皮膚を改善する
- 呼吸器系の症状を改善する
- 睡眠の質を改善する
加湿器を使用することで健康にメリットがあるかどうかは、個々人の状況によります。
3つのメリットについて詳しく解説します。
乾燥した皮膚を改善する
乾燥した空気は皮膚を荒れさせ、皮膚炎を引き起こす可能性があります。
加湿器を使用することで、皮膚を潤い、滑らかな状態に保つことができます。
呼吸器系の症状を改善する
乾燥した空気は喉や鼻などの呼吸器系を乾燥させ、感冒や喉の痛みなどを引き起こす可能性があります。
加湿器を使用することで、呼吸器系を潤い、痛みや不快感を軽減することができます。
睡眠の質を改善する
乾燥した空気は睡眠の質を低下させる可能性があります。
加湿器を使用することで、空気の湿度を上げ、より快適な睡眠環境を提供することができます。
まとめ
加湿器は大きなものを1台用意しておくより、部屋ごとに合わせたタイプを複数用意しておくと便利です。
空気がうるおっていれば、風邪菌やウィルスが体内に侵入しにくくなりますし、何よりも快適に過ごせます。
まずは自分が過ごす時間が多い部屋向けに、優秀な加湿器を用意しましょう!